宿泊施設の玄関先などに置かれる歓迎用の立て看板について、香川県ホテル旅館生活衛生同業組合(高松市)は、小学校やスポーツ少年団など子どもの宿泊がわかる表現をやめ、引率の代表者名に変えるよう組合加盟のホテルや旅館に求める通知を出した。
県内の宿泊施設の浴場にある脱衣所で男児らの裸を盗撮したとして、大阪府警に逮捕された徳島県の男が「(宿泊)施設などの掲示を見て、運動クラブの団体を狙った」と説明。府警から情報提供を受けた香川県警は、子どもがどの宿泊施設にいるのかを推測させないように、立て看板の表記の変更を同組合に要請していた。
同組合の担当者は「喜んでもらおうとやっていた歓迎の看板が、犯罪に悪用されることを知って驚いた。宿泊客の安全を守るため、対策できるところは協力したい」と話す。
読売新聞オンライン - 2025/05/24 16:03