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盗撮速報

教師の盗撮グループ「まだあるかも」 教育者の性犯罪から子どもを守るには 日本版DBS導入も初犯は防げず 専門家「教師の学校内でのスマホルール明確化を」

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 名古屋市で勤務する小学校教師の男が女子児童の下着を盗撮したとして逮捕されました。

 男は、SNSで児童の画像を共有していたとみられています。

 教師の立場を悪用していたといえ、対策が求められそうです。

 26日に送検された名古屋市立小学校の教師、森山勇二容疑者(42)は、SNSグループの管理者をしていて、メンバーを承認していました。

 学校での森山容疑者は、4月から主幹教諭を務め、校長や教頭の補佐をしたり教師を取りまとめる校内でナンバー3の立場でした。学校行事などで記録用の写真を撮影する役割もありました。

 また、グループに参加していた横浜市の小学校に勤務する小瀬村史也容疑者(37)も逮捕されました。

 2人の容疑は性的姿態撮影等処罰法違反で、女子児童の下着を盗撮し、その画像をSNSのグループで共有したとされています。

 2人は容疑を認めています。

 SNSのグループには、各地から集まったとみられる小中学校の教師ら10人近くが参加していました。

 少なくとも70点ほどの動画や画像が共有され、その中身は、女子児童のスカート内を撮影したもの、女子児童が着替えている姿など、校内で撮られたとみられる画像がありました。

 共有された中には、性的ディープフェイク画像もありました。これは、実在する子供の顔写真にAIで生成した裸の体を組み合わせたものです。

 防犯教育専門家の清永奈穂さんは、こうした教師のグループは「これ以外にも存在する可能性がある」と指摘します。

 わいせつ行為などで処分された教師は、2013年度以降で毎年200人を超えます。

 2022年に「わいせつ教員対策新法」が施行されましたが、性犯罪・性暴力などで処分を受けた教職員は、この法律が施行された翌年の2023年度に過去最多を記録しています。

 こうしたなか、来年末から”日本版DBS”の運用が始まる見込みです。

 子供と接する仕事に就く人の性犯罪歴を照会する制度で、イギリスではじまったものの日本版です。

 学校では義務化され、塾や認可外保育園、学童クラブなどでも任意で認定します。

 照会の結果、性犯罪歴があった人物は、こうした職業では不採用となり、現職は配置転換となります。

   清永さんは日本版DBSについて、起訴され刑事裁判で有罪になった人物しか照会することができず、不起訴になった人や示談が成立した人は対象になっていない点に不安が残ると指摘します。

ABCニュース – 2025/06/26 18:17


 

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