広島市内の勤務先の小学校や商業施設で盗撮したとして計3回逮捕、送検された元市立小臨時教諭の男(27)=性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)罪で在宅起訴=について、広島県警広島中央署が22件の別の同法違反(撮影)容疑で追送検していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。
【画像】わいせつ事案の続発で開かれた広島市の臨時校長会 捜査関係者によると、追送検容疑は2024年末から今年にかけ、市内の商業施設や24年度に勤務していた小学校内で、いずれも女性のスカートの下にスマートフォンを差し向け、下半身を動画撮影するなどした疑い。小学校が2件、残る20件が商業施設だった。被害者はいずれも特定に至っていないという。同署が今月5日に追送検し、一連の捜査を終えた。
容疑者について同署は9月、中区の商業施設で自身の靴に穴を開けてスマホを仕込み、10代女性3人の下半身を盗撮したなどとして同法違反(撮影)容疑などで2回逮捕し、翌10月に一部は在宅起訴された。同署はその後、24年度の勤務先の小学校で女児2人を盗撮したとして同法違反(撮影・撮影未遂)の疑いで逮捕し、処分保留で釈放された後、任意で捜査を進めていた。
市教委は10月24日、容疑者を懲戒免職にした。容疑者は市教委の聞き取りに「ストレスがたまっていた」「スリルを味わいたかった」などと話したという。
中国新聞デジタル – 2025/11/07 07:01