イラストレーターのまいおさんの漫画「盗撮された話」(全8話)がインスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題となっています。
【漫画】本編を読む 女性である作者は幼い頃、兄と一緒に温水プールがある男風呂に行きました。遊んでいる最中、見知らぬ男に盗撮されていることに兄が気付き…という内容で、読者からは「盗撮被害って意外と多いですよね」「この漫画を読んで、危険意識を持とう」「言語化できない感情、分かります」などの声が上がっています。
まいおさんは、インスタグラムで作品を発表しています。まいおさんに作品について話を聞きました。
Q.今回、漫画「盗撮された話」を描いたきっかけを教えてください。
まいおさん「普段から、身近な人にはなかなか話せない出来事を漫画にしています。今回の話も、ずっと心に引っかかっていて、忘れられない出来事の一つでした。描くことで自分の中で区切りをつけたい、供養したいと思ったことが、今作を描いた一番のきっかけです」 Q.このときのことを、年月が経過した今、どのように感じていますか。
まいおさん「盗撮という行為は、決して許されるものではないと思っています。一方で、本来入るべきではなかった男風呂に入っていたのは私自身であり、女性である私がその場にいたことで不快な思いをした男性がいた可能性も否定できません。時間がたった今だからこそ、反省すべき点は自分にも多くあったと冷静に振り返るようになりました」 Q.もし盗撮の被害を相談されたら、家族や第三者はどのようなサポートをするべきでしょうか。
まいおさん「当時、家族には『何事もなかったかのように接してほしい』と思っていましたが、それが正解とは思いません。
ただ、盗撮されたらとてもショックを受けているはずなので、『大変だったね』『嫌な気持ちになるよね』と一言寄り添うだけで、詳細は聞き出さないことが大事だと思います」 Q.作品はまいおさんの幼少期のエピソードですが、現在も盗撮被害は絶えません。もし、まいおさんの娘さんが同じような被害に遭ったとしたら、どのような対応を心掛けていきたいですか。
まいおさん「そのときの状況にもよりますが、娘の心の傷が少しでも軽くなるよう、当時の自身の心境を思い出し、慎重な声掛けでサポートしたいです」 Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
まいおさん「さかのぼってみると、実話漫画をSNSに投稿し始めたのは2011年ごろでした。主に女性用風俗で出会った夫との話、夜の仕事の体験談、過去のトラウマなど、身近な人にはなかなか話せない出来事を題材に描いています」 Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
まいおさん「今後は自分の体験だけでなく、さまざまな方から寄せていただいた体験談も漫画にしたいと考えています。1人では声に出せなかった思いを、作品を通して届けられたらうれしいです」 Q.漫画「盗撮された話」について、どのようなコメントが寄せられていますか。
まいおさん「『同じような体験をしたけれど、誰にも言えずにいた』という声や、『子どもは自分で判断できないからこそ、親が異性の風呂に連れて行かせないようにすべきだと思った』など、共感や問題提起のコメントが多数寄せられました」
オトナンサー - 2026/01/30 06:15