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LG、テレビの「会話盗聴」を否定 検証動画に反論

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 LGは米国時間9月9日、自社のテレビがユーザーの会話を盗み聞きしているとの指摘を否定した。ゲーム情報サイトが、同社のテレビを使って会話をリアルタイムで盗聴できることを示したとする動画を公開したことを受けたものだ。

 LGの広報担当者は米CNETに寄せた声明で、「最近公開された動画の主張は事実ではない」と述べた。同社によると、LG製テレビが音声データを処理するのは、ユーザーがリモコンの音声ボタンを長押しするか、テレビの「ウェイクワード」(音声機能を起動する言葉)を発した場合に限られるという。

 声明では、「これらの場合を除き、テレビが周囲の会話を収集または録音することはない」としている。

 ウェイクワードを認識しなければ音声データがサーバーに送信されることはなく、ウェイクワードの検出はテレビ本体で行われ、その音声は直ちに削除されるという。

 ゲーム情報サイトのGamersNexusは今週、LG製テレビは第三者によるハッキングで盗聴機器として悪用される可能性があり、ユーザーが内蔵マイクを無効にしていても防げないと伝えた。

 GamersNexusによると、LGのテレビ「G5」に中間者攻撃を仕掛け、離れた場所にあるコンピューターからテレビが拾う音声を聞けるようにしたという。また、テレビはインターネットに接続されていなくても録音できたとしている。中間者攻撃とは、例えばユーザーとウェブアプリケーションの間に攻撃者が割り込み、機密データを傍受する手法だ。

 Level1Techsの協力を得て制作された2時間の動画によると、マイクの横にある物理スイッチをオフにしても、攻撃者はUSBウェブカメラやHDMI入力からの音声を盗み聞きできるという。動画では、この脆弱性が生じた原因は、視聴傾向などを認識する自動コンテンツ認識(ACR)機能だと主張している。

 「LG製テレビは盗聴機器として悪用できる。その一因は、テレビに組み込まれた広告機能にある。われわれはテレビから、音声による会話や入力内容を文字に起こしたプレーンテキストを取得できた」と動画では述べている。

 さらに動画では、検証チームが同じネットワーク上にある他のすべての機器のIPアドレス一覧を確認できたと報告している。それらの機器がテレビに接続されていなくても確認できたという。

 LGは声明で、「LG製テレビには、同じネットワーク上にある近くの機器を検索して接続する機能がある。これはスマートテレビやスマートホーム機器で一般的に提供されている標準的な機能だ」と説明した。

 LG製テレビのマイクは、多くのスマート機器と同様、「Hi TV」などのウェイクワードやフレーズを待ち受け、それを検知するとユーザーが求めた操作を実行するよう設計されている。

 ほぼすべてのテレビやストリーミング機器は、自動コンテンツ認識を使って視聴傾向に応じた広告をユーザーに配信している。ただし、通常は機器の設定でこの機能を無効にできる。

 どのスマートスピーカーも、ウェイクワードを聞き取った後は一定時間、音声を録音する点には注意が必要だ。例えば、その間にうっかり個人情報を口にすれば、それも録音され、送信される。

 スマートホームを狙う攻撃はまれだが、検証チームは、不正なデータ収集やプライバシー侵害を防ぐため、LG製テレビをネットワークから切り離すことを推奨している。もっとも、ハッカーに最も狙われやすいのはテレビではなく、保護されていないコンピューターやルーターだ。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

CNET Japan – 2026/09/10 12:40


 

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