勤務先の栃木県立高校で小型カメラを使って女性を盗撮したとして教諭の男が逮捕された事件で、男が「(勤務校では)昨年春頃から盗撮を繰り返していた」と供述していることが2日、捜査関係者への取材で分かった。
【写真】消しゴム型とUSB型のカメラ。見た目ではカメラと認識しにくい
逮捕されたのは、宇都宮市、県立高校教諭の男(38)。先月上旬、勤務する県立高校の女子更衣室に侵入し、設置した小型カメラで着替え中の女性を盗撮したとして、建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の容疑で県警に逮捕された。
捜査関係者によると、男は前任校でもカメラを設置したことをほのめかしており、市販のカメラで撮影を試みたが、うまく撮影できなかったため、自作カメラを製作したとの供述もしているという。
これまでの県警の捜査では、勤務先の校内の女子トイレなど十数か所から自作とみられるカメラが計20台以上見つかった。男はパーツをインターネット通販で購入したなどと供述し、自宅などからはSDカードやUSBメモリーなどの記録媒体が100点以上押収された。
事件後の県立学校を対象にした点検で、男の前任校でも女子トイレなどから11台のカメラが発見されており、県警は余罪を調べている。
読売新聞オンライン - 2025/09/03 16:19