服部富男県議会議長は1日の定例記者会見で、名古屋市の教員らが児童を盗撮した画像をSNS(交流サイト)上のグループで共有した問題を受け、県教委に対策などを申し入れるよう、教育警察常任委員会(松浦慶子委員長、8人)に求める考えを示した。
服部議長は会見で、教員らが逮捕された今回の事件について「SNS上で10人ほどのグループを作っていたことが確認されている」と説明。「教師の立場として、そのような行為をすること自体が許されない。非常に遺憾」と指摘した。
その上で「県内で同様の事件が起きないよう、県教委への申し入れを教育警察常任委の正副委員長に求める」と説明。教員によるカメラの持ち込みなど、学校の現状を把握して教員への注意喚起を図るよう、常任委に要請する考えを示した。
一方で「県内の小中学校や高校で盗撮は起きていないと信じている。犯人捜しをするわけではない。三重にそんな人はいないと思っている」などと述べ、今回の事件に関連した県警への調査は今のところ想定していないと説明した。
伊勢新聞 - 2025/07/02 08:00