女子児童の下着を盗み撮りした画像などをSNSのグループチャットで共有し、堪能していた小学校教員二人が逮捕された。首謀者の森山勇二（もりやまゆうじ・42）は、地道に人生を歩んで教員となり、満ち足りた家庭生活を送っているかに見えたが……。その素顔と犯行の背景に迫る。
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まもなく夏本番を迎えるこの季節。愛知県名古屋市内の小学校では、5年生が、隣接する岐阜県の中津川市にある施設に泊まりがけで出かけるのが定番となっている。いわゆる林間学校だ。
「“モーリー”が急に、野外学習に行けなくなったんだって」 6月23日の朝、市立小坂小学校の児童たちは、引率予定だったモーリーこと森山勇二先生が不参加となった事実を当日に知った。同じく引率するはずだった校長も、教頭に替わっている。
彼の不在を訝る児童は皆無に近かったろう。2泊3日の日程で自然の中で川遊びをし、ハイキングやキャンプファイヤーをする“非日常体験”への期待に胸を弾ませていたのだから。
そのまま中津川にたった5年生59名は、後から、日ごろ慕うモーリーが“森山容疑者”となった事実を知るのだった……。
世間を震撼させている盗み撮り画像SNS共有事件について愛知県警が発表したのは、24日の夜。名古屋市内在住の小坂小教員・森山勇二と、神奈川県横浜市内に住む同市立本郷台小の教員・小瀬村史也（こせむらふみや・37）の両容疑者が逮捕されたのだ。
県警詰め記者が言う。
「容疑は性的姿態撮影等処罰法違反（撮影および提供）です。森山が昨年9月ごろに愛知県内の施設で、小瀬村は今年1月ごろに神奈川県内の施設で、それぞれ別の女子児童の下着を盗み撮りしてグループチャットで共有したとされます。なお、チャットは森山が昨年9月ごろに開設し、管理していました」 両容疑者の逮捕のきっかけは、名古屋市立御劔（みつるぎ）小の元教員、水藤翔太（すいとうしょうた・34）の事件だった。
「今年1月に駅のホームで少女のリュックサックに精液をかけたとして、水藤は逮捕されました。ほかにも、小学校内で給食の皿やリコーダーに精液を付着させるなどして器物損壊や不同意わいせつといった罪で起訴されています。水藤の携帯の解析により、森山が主宰するグループの存在が浮上したのです」 その結果、逮捕された森山容疑者は、事件の首謀者であることが世間に知れ渡った。一方で、一昨年4月、小坂小に着任し、教務主任を務めた後、今年4月からは校長と教頭を支える主幹教諭となっていたことも繰り返し報じられている。
デイリー新潮 – 2025/07/05 06:10