名古屋市の小学校教師らによる盗撮事件を受け11月4日、市が設置した調査委員会が開かれ、調査していた「不適切な指導」が疑われたケースについて「性的な意図はなかった」と結論付けました。
【動画で見る】背景に長時間労働…教師の働き方改革で『宿題廃止』の小学校 切り替えた“家庭学習”が子供にもプラスの効果 教師による児童の盗撮事件を受け、名古屋市は調査委員会を設置し、市内の児童福祉施設などの職員およそ4100人を対象に、児童への性的な言動や不適切な指導について情報提供を求めていました。
寄せられた情報の中には、支援の過程で身体に触れたり、児童の部屋をノックしても返事がなかったことから無断で入室したりしたケースがありましたが、調査委員会は聞き取りの結果、性的な意図はなかったと判断しました。
体に触れたケースは「業務の範囲を超えるものではない」、無断入室したケースは「プライバシーへの配慮が足りないものの、性的な意図があったとはいえない」としています。
その上で、児童と接する際の言動が適切かどうかの判断が職員ごとに異なるとして、明確なルールを作ることを提言しました。
名古屋市は今後、ルール作りなどを進める方針です。
東海テレビ – 2025/11/04 20:50