名古屋市の小学校教諭らが女子児童の下着を盗撮し、画像などをSNSのグループチャットで共有したとされる事件で、広沢一郎市長は30日、外部の有識者による第三者委員会を7月中に設置する意向を表明した。全市立学校の教員約1万2000人を対象に、同様の事案がないかを調査する。
広沢市長は記者会見で、「(盗撮をした教員が)まだいるんじゃないかと市民、国民が疑念を持っている」と調査の重要性を訴えた。子どもが目撃した教員の不審な動きについて、保護者が市に情報提供できる窓口も設置する予定だ。
一方、チャットのメンバーとみられる市立小教諭の男(34)(不同意わいせつ罪などで起訴)について、市教育委員会は30日、懲戒免職処分とした。男はチャットへの参加のほか、起訴された事件について関与を認め、「被害者に一生残る傷を負わせてしまった」と謝罪したという。
読売新聞オンライン - 2025/06/30 21:38