福岡県久留米市の小学校で、着替え中の女子児童を盗撮した罪に問われた教諭の男の裁判です。福岡地方裁判所久留米支部は31日、被告の男に罰金80万円の有罪判決を言い渡しました。
教員による児童の盗撮事件も 子どもたちをどう守る「ちょっと怪しい」トイレに潜む盗撮の危険「疑似ブース」で体験 起訴状などによりますと、草薙喜夫被告(35)は、久留米市の小学校に勤めていた去年6月、多目的ホールに小型カメラを設置し、水着に着替えていた女子児童を盗撮した罪に問われています。
これまでの裁判で、草薙被告は「盗撮が目的ではなく、モンシロチョウの羽化の様子を撮影するためのテストが目的だった」と話していました。
31日の判決で、福岡地裁久留米支部の杉本正則裁判官は、本棚の奥に小型カメラが設置されていた上、撮影された動画にさなぎや飼育ケースが映っておらず、着替えを撮影する意図が認められると指摘しました。
「計画性が高く、教員としてあるまじき行為」とする一方、草薙被告に前科前歴がないとして、求刑どおり罰金80万円の有罪判決を言い渡しました。
FBS福岡放送 - 2025/10/31 16:41