教員グループが女子児童らの盗撮動画などをSNSで共有していた事件で、性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われたグループ開設者の名古屋市立小教諭、森山勇二被告(42)の初公判が28日、名古屋地裁(西脇真由子裁判官)であった。
罪状認否で森山被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。
先に公判が開かれたグループメンバーの検察側冒頭陳述によると、森山被告は約10年前に盗撮を始め、SNSで同じ性的趣味を持つ教員らと知り合った。昨年8月までに匿名性の高いグループチャットを開設。横浜市立小教諭だった小瀬村史也被告(37)=公判中=らを誘い入れ、それぞれが盗撮した動画などを投稿していたという。
起訴状によると、森山被告は昨年9月、愛知県内で9歳だった女児の下着を盗撮し、その画像をチャットに共有。今年6月までに10~12歳だった延べ5人の女児のリコーダーに体液を付着させ損壊するなどしたとされる。
時事通信 - 2025/10/28 11:49