兵庫県明石市は29日、市総務局の男性係長(47)が市役所庁舎内のトイレで盗撮をしたとして、同日付で停職5カ月の懲戒処分にしたと発表した。
【写真】盗撮や痴漢、「広角鏡」で見てますよ JR三ノ宮駅、エスカレーターの壁に設置 市によると、係長は1月中旬、庁舎内の女子トイレに入り、扉の下からスマートフォンを差し向けて個室内の女性職員を撮影した。女性は撮影されていることに気付き、大声を上げたという。
当日は閉庁日で、庁舎内には係長と女性しかおらず、係長は声を聞いて駆け付けたふりをして自ら警察に通報。任意の捜査に、当初は「第三者が撮影した」と説明したが、その後、「女性に好意があった。とっさにやってしまった」と話したという。
係長は市の聞き取りに対し、「女性と二度と接点を持たないようにしたい」と反省の態度を示しており、29日付で依願退職した。(谷川直生)
神戸新聞NEXT – 2025/05/29 17:31