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「学園祭で使うからと騙して写真を…」元男子高校生が明かすAIディープフェイク作成の裏「マジの盗撮じゃないから悪くない」

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 教育格差から貧困問題まで、子供に及ぼす社会問題の暗部を掘り下げてきたノンフィクション作家・石井光太氏による新連載「ルポ 生成AI時代」。10代のディープフェイク被害が急速に拡大している中、教育現場では戸惑いが広がる。AI時代に生まれた新たな加害行為のリアルと、若者たちの暴走とは? 【画像】「ディープフェイク」について注意を呼び掛ける警視庁のちらし ◆◆◆

 ディープフェイクポルノとは、AIを用いて、実在する人物の性的画像を生成することである。これを作成した元男子高生の言葉だ。

「高校にプログラミングとか色々と詳しい奴が何人かいて、その仲間内で同級生の女子の裸の画像を作るのが流行っていたんです。専用のソフトを使えば、数秒ででき上ります。

 女子の画像は、それ専用に撮影していました。その子には『学園祭で使うから』とか嘘ついて撮らせてもらうんです。もともとネットに詳しい仲間たちだったんで、そこから動画も作るようになりました。

 正直、罪悪感はありませんでしたね。だって、作っているのは事実とはまったく違う画像じゃないですか。マジの盗撮はヤバいと思いますけど、AIでフィクションの画像を作成しているだけなので、悪いことをしている気持ちはありません」  彼がディープフェイクポルノを作り出したのは高校2年の時だ。だんだんとスキルが上ってきたことから、1年も経たないうちに仲間内だけでなく、それ以外の生徒とも共有するようになった。

 高校3年になって間もなく、同級生からの通報で学校側に露見。その際に彼が語った言葉がこれだ。

 学校側は警察に通報しない代わりに、自主退学を求めたという。

 ディープフェイクは、「ディープラーニング(深層学習)」と「フェイク(偽物)」を掛け合わせた用語で、人物の顔や声など、映像を本物そっくりに合成・生成するAI技術だ。中でも深刻な社会問題となっているのが、この技術でポルノ(性的コンテンツ)を生成するディープフェイクポルノである。

 静止画にせよ、動画にせよ、エンジニアであれば自分で専用のローカルAIを構築しているが、そうでなければネット上のソフトを使って生成する。

 もともとChatGPTやGeminiといった一般的に使われているAIは、倫理規定に基づいたフィルターがかかっていて、基本的には性的コンテンツの生成はできないようになっている。

 だが、中国や欧米の独立系企業によって開発されたAIは、オープンソースAIといって、プログラムの中身が一般公開されて、改良が可能になっている。エンジニアであれば、それを用いて、制限を外した自分専用のローカルAIを構築してディープフェイクポルノを作ることができる。

 こうしたソフトは、「nudify」系と呼ばれ、ディープフェイクポルノの愛好者の間に広まっている。服を着た人間の映像データを自動的に裸へと加工することを目的としたものだ。ソフトの固有名詞を検索すればヒットするようなものから、秘匿性の高いSNSでひそかに取り引きされているようなものまであり、性能も様々だ。

文春オンライン – 2026/09/12 10:21


 

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