子ども達の最も近くに、連中は潜んでいた。前代未聞の事件で明らかになったのは“変態教師グループ”の存在だ。女児を盗撮してチャットで品評、給食に体液を混入……教師の仮面をかぶった鬼畜たちの履歴書を紐解く。（全2回の1回目/ つづきを読む ） 【画像】給食の食器や児童の楽器に体液をつけていた鬼畜教師・水藤翔太被告（34）。近隣では有名な“教育家庭”で育ち、子どもたちから「喋りやすいお兄ちゃん」と親しまれていた。
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〈これはいいですね〜〉 〈見入っちゃいます!〉 〈こんな機会があって羨ましいです〉 男たちはグループチャットに自らが持ち寄った女児の性的な画像や動画を投稿し、互いにこんな言葉を掛け合いながら“品評会”を愉しんでいた。そして、ときには勤務先の行事の日程まで教え合った。
〈終業式は今日です〉 〈うちは明日です〉 グループの人数は約10人。投稿はすべて仮名で行われ、職場の名前や地域すらもお互い明らかにしていなかった。だが、男たちには全員、小中学校の教職員という共通点があった――。
6月24日、愛知県警少年課が性的姿態撮影処罰法違反の容疑で、名古屋市立小坂小学校の教員・森山勇二容疑者（42）と、横浜市立本郷台小学校の教員・小（こ）瀬（せ）村（むら）史也容疑者（37）を逮捕した。
社会部記者が解説する。
「森山は昨年9月頃、愛知県内の施設で女児のショートパンツ内の下着をデジタルカメラで撮影。同月27日に秘匿性の高いSNSのグループチャットに送信したとされています。
小瀬村も今年1月、神奈川県内の施設で女児の下着をスマホで撮影し、動画を2月、森山と同じチャットに送信した疑いが持たれています」 阿部俊子文部科学相が閣議後の記者会見で「断じて許せない」と表明するに至った前代未聞の事件。変態教師グループによる“蛮行”はなぜ白日の下に晒されることになったのか。
事件発覚のきっかけは3月10日、名古屋市立御劔小学校の教員だった水藤（すいとう）翔太被告（34）が器物損壊容疑で逮捕されたことだった。
捜査関係者が語る。
「今年1月、名古屋市熱田区の駅のホームで当時15歳だった少女に男が後ろから近づき、背負っていたリュックサックに体液を付着させた。防犯カメラを調べたところ水藤の存在が浮上し、逮捕に至ったのです」 その後の捜査で次々と水藤の余罪が発覚した。
昨年夏から今年1月にかけて駅のホームや路上で繰り返し下半身を露出していたことも判明し、公然わいせつ罪でも起訴。さらに、 「水藤は給食の食器や複数の児童の楽器に体液をつけていたことなども次々と露見。これらの悪事もすべて起訴されています」（同前）
文春オンライン - 2025/07/18 17:13