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発覚しづらい「先生」悪用した盗撮 専門家「二人きりにさせないで」

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 女子児童の盗撮画像を交流サイト(SNS)のグループチャットで共有したとして、愛知県警少年課は24日、名古屋市立小坂小の教員、森山勇二容疑者(42)=同市天白区菅田2=と、横浜市立本郷台小の教員、小瀬村史也容疑者(37)=同市戸塚区吉田町=を性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)容疑で逮捕した。

【図解】約10人のチャットグループで盗撮画像を共有か 事件の構図  子どもにとって信頼する「先生」の立場を悪用した盗撮被害は発覚しにくい傾向がある。

 グループチャットの管理者とみられる森山容疑者は2年前から小坂小で勤務。4月からは校長や教頭を補佐する主幹教諭を務めていた。今回の事件は、グループのメンバーとみられる別の男性教員が3月、女性のリュックサックに体液をかけたとする器物損壊容疑で逮捕されたことを機に発覚した。市教委は盗撮被害を把握していなかった。

 大手中学受験塾の元講師が教え子の女児に盗撮を繰り返し、同僚男性と画像を共有していた事件でも、塾は外部から指摘を受けるまで深刻な被害に気づけなかった。元講師は「教育熱心」と評価されていたという。

 学校の安全管理などを研究するNPO法人「日本こどもの安全教育総合研究所」の宮田美恵子理事長は、教室の扉を閉めきらず、校長が目を光らせたりするなどして、「教員と児童が二人きりになる場面を作らせないことで事件を未然に防ぐこともできる」とする。また、「子どもが異変を感じた際、気兼ねせずに周囲の大人に伝えることができる雰囲気づくりも必要だ」と話す。

 林芳正官房長官は今回の事件について、25日の記者会見で「厳正に対処していく。教員が児童の性的画像を撮影することは決してあってはならない」と述べた。【酒井志帆】

毎日新聞 - 2025/06/25 20:52


 

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