経営する鍼灸(しんきゅう)院で通院した患者女性に同意なく性交したとして逮捕された鍼灸師が、同院内で別の女性患者の着替え姿を盗撮していたとして、埼玉県警東入間署は8日、性的姿態撮影等処罰法違反容疑で、富士見市水谷東2丁目、鍼灸師の男(56)を再逮捕した。認否について、同容疑者は「弁護人と相談して決める」と留保している。
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再逮捕容疑は、2024年3月25日午前11時ごろから午後0時20分ごろまでの間、同所の施術室で、小型カメラを設置し、施術のために訪れた県内の30代女性の着替え姿などを盗撮した疑い。
同署によると、「通院している鍼灸院で性交などをされる被害を受けた」と40代の女性から届けがあり、同署は6月17日、不同意性交等容疑で男を逮捕。鍼灸院などの家宅捜索で押収したスマートフォンに鍼灸院で盗撮した女性の性的姿態が残されていたことから、被害者を特定するなど裏付け捜査を進めていた。
被害女性は数年前から同鍼灸院に通院しており、盗撮には気付いていなかった。スマホには別の女性数人の性的姿態の動画も残されており、同署は鍼灸院で犯行を重ねていた可能性があるとみて余罪を調べている。
■「同意あった」と否認(以下、初報記事) 東入間署は6月18日、不同意性交等の疑いで、富士見市水谷東2丁目、鍼灸(しんきゅう)師の男(56)を逮捕した。
逮捕容疑は1月3日午後10時45分ごろから同11時45分ごろの間、男が経営する市内の鍼灸治療院に来店した40代女性に、性交などをした疑い。
同署によると、女性は同院を何度か利用しており、犯行時は男と女性の2人きりだった。女性は相談窓口に連絡し、窓口を通じて同署に「通院している鍼灸院の先生から性交などをされる被害を受けた」と届け出た。男は「同意があった」と容疑を否認しているという。
埼玉新聞 - 2025/07/09 08:28