女子児童の盗撮画像をSNSのグループで共有したとして小学校の教員らが逮捕された事件で、学校の保護者からは不安の声が相次ぎました。また、教員らのグループのメンバーが匿名でやりとりしていたことがわかりました。
アルバムで子どもたちの後ろでほほ笑む男。愛知県名古屋市の小学校の教員、森山勇二容疑者（42）です。
森山容疑者は女子児童の下着を盗撮し、画像をSNSのグループで共有した疑いがもたれています。
26日夜、勤務先の小学校で開かれた保護者説明会。参加した保護者は―― 低学年女児の保護者 「すごくショックで涙される方もいたり。これからが不安。データで流出してるので、それがどこまで広がっているのか」
森山容疑者が画像を共有したのは、神奈川県など全国各地の小・中学校の教員とみられるおよそ10人で構成されたSNSのグループ。新たに、グループは秘匿性の高いアプリを使い、匿名で画像などをやりとりしていて、お互いに面識はなかったとみられることがわかりました。
共有されていた女子児童の画像などおよそ70点は、学校行事や屋外で撮影されたものも含まれていたといいます。
実は、逮捕前日から2泊3日で5年生を連れた校外学習に行く予定だったという森山容疑者。
説明会に参加した5年生の保護者 「“モーリー”っていわれてるんですけど『モーリーが行かなくなった』と（連絡）」
学校側によりますと、出発予定だった23日の朝、警察から、森山容疑者の自宅に家宅捜索に入るとの連絡があったのだといいます。
この日、森山容疑者と話したという校長は―― 勤務先の校長 「（森山容疑者は）『出勤を見合わせる』と。そのときに森山容疑者が言ったのは『何が何だかわからない』という感想を言っていました」 その翌日、逮捕されたのです。
学校によりますと、「学校だより」に掲載する子どもたちの写真を撮影する担当だったという森山容疑者。
説明会では、何を使って盗撮したのかという説明はなかったといいますが―― 説明会に参加した保護者 「個人の携帯電話は学校内で使わないってルールになってるみたいで。校外活動の際に『ちょっと甘かった』と（学校側が）言っていた。個人の携帯を持っていくことが絶対にないとは言えなかったと」
日テレNEWS NNN - 2025/06/27 19:52