北海道内すべての学校でカメラが設置されていないか、緊急点検が行なわれることになりました。きっかけになった名古屋市の教員による児童盗撮事件は、現場の教員にも波紋を広げています。
【画像】「引き続き一生懸命子どもと向きあうしかない」と語る30代現役教師 8日、取材に応じた札幌市内の小学校に勤務する30代の現役教師です。
・札幌市内に勤務する現役教師 「ニュース見た時は信じられないなって思いがありましたし、腹立たしいなと。真面目に働いている僕たちからすれば、子どもをそういう風に見てたのかっていう」 名古屋市の事件では小学校の教員らが女子児童を盗撮し、逮捕されました。
10人近くの教員らが参加したグループで、盗撮した画像を共有した疑いが持たれています。
北海道教育委員会は4日、札幌市を除く道立学校などに、校内にカメラが設置されていないか緊急点検を行うよう通知。
札幌市教育委員会も9日にも同様の通知を出し、札幌市内の幼稚園を含む全ての市立学校310校で点検を行ないます。
さらに管理職の承認を得ずにＳＮＳで私的なやり取りを行うことは懲戒処分の対象になることや、スマートフォンなどの私的な端末を利用して児童生徒の撮影を禁止することを改めて周知、指導することも求めます。
札幌市内に勤務する現役教師 「一定の抑止力になるのかもしれないけど、正直忙しい中でどこまできるのかっていうのが本音ですね。信頼が失われたっていうのはショックなんですけど、引き続き一生懸命子どもと向きあうしかないのかって」 子どもを預かる学校現場で起きた卑劣な事件。
性暴力の防止に向けた取り組みが急がれます。
HBCニュース北海道 - 2025/07/08 18:03