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盗撮被害の女子選手が沈黙を破る。事件が残した心の傷「どこにいてもカメラを探す」賠償金も「ばかげている」と一蹴

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 スイス人の元トップ審判員が、女子サッカー選手を盗撮した事件で有罪判決が下されたことを受け、スイス人選手のエレニ・リットマンが判決を厳しく批判し、公に声を上げた。スイスメディア『blue News』が報じている。

【画像】フォロワー20万人超えの美女プレーヤー、エレニ・リットマンの絶品ショット!  元審判員は、SCRアルタッハの役員時代に、ロッカールームやジムで女子選手たちを盗撮・撮影。その中には未成年者も含まれていた。フェルトキルヒ地方裁判所は、同被告に対し執行猶予付きの禁錮7か月、1日4ユーロの罰金300日分、そして被害に遭った選手それぞれに625ユーロの損害賠償を命じた。

 この判決に対し、当時SCRアルタッハに所属していたリットマンは、インスタグラムで「判決は私の目から見て不当です。だからこそ、私の(SNSでの)発信力を利用したい」と述べ、沈黙を破る決意を示した。

 リットマンは、当局から事件について公に話さないよう助言されていたが、「私たちが女子スポーツ界の女性としてこれを単に受け入れるなら、何も変わらないでしょう。女子サッカーではこのようなことが何度も起こりますが、それは内部で処理され、隠蔽されるからです」と、声を上げた理由を説明。被害者が法的措置や誹謗中傷を恐れて沈黙せざるを得ない状況を変えたいと訴えた。

 事件が発覚したのは、リットマンが現在の所属クラブであるエヴィアン・グラン・ジュネーヴFCに移籍した後だった。SCRアルタッハから元所属選手へ一斉メールが送られてきたが、詳細な内容は伏せられていたという。

 事件の舞台となったロッカールームは、選手にとって「私たちの日常生活、職場、そして第二の家」であるべき場所だと、彼女の親友であるアナ・マリア・マルコビッチ(ブルックリンFC所属)も指摘。リットマン自身も、事件を知った翌日には新しいクラブの更衣室にカメラがないか確認したと明かし、「どこにいてもカメラを探して、周りを見渡すようになりました」と、事件が残した心の傷を語った。

 リットマンは、元審判員との過去の出来事も振り返っている。シャワー室でチームメイトと話した後、「次に悪口を言う時はドアを閉めろ」というメッセージを受け取ったという。「その時、ドアは閉まっていたと確信しています」と彼女は語り、たとえ開いていたとしても、選手以外の誰かがシャワー室での会話を聞けるほど近くにいるべきではないと主張した。

 リットマンは判決について「税務申告で何か間違ったことを記入した方が、より厳しく罰せられます」と述べ、選手一人当たり625ユーロの賠償金も「ばかげている」と一蹴。「この判決によって真剣に受け止められているとは感じません」と、司法の判断に強い不満を示した。

 検察庁は現在、控訴するかどうかを検討しており、リットマンは「私たちの社会で、このようなことが許されないというシグナルを送る機会です」と、より厳しい対応を求めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

SOCCER DIGEST Web - 2026/02/27 06:00


 

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