女子児童の下着を盗み撮りした画像などをSNSのグループチャットで共有していた小学校教員二人が逮捕された。首謀者の森山勇二（もりやまゆうじ・42）は、地道に人生を歩んで教員となり、満ち足りた家庭生活を送っているかに見えたが――。その素顔と犯行の背景に迫る。
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世間を震撼させている盗み撮り画像SNS共有事件について愛知県警が発表したのは、6月24日の夜。名古屋市内在住の同市立小坂小教員・森山勇二と、神奈川県横浜市内に住む同市立本郷台小の教員・小瀬村史也（こせむらふみや・37）の両容疑者が逮捕されたのだ。
県警詰め記者が言う。
「容疑は性的姿態撮影等処罰法違反（撮影および提供）です。森山が昨年9月ごろに愛知県内の施設で、小瀬村は今年1月ごろに神奈川県内の施設で、それぞれ別の女子児童の下着を盗み撮りしてグループチャットで共有したとされます。なお、チャットは森山が昨年9月ごろに開設し、管理していました」
森山容疑者が、事件の首謀者であることはすでに広く報じられている。「仕事面」の評価は決して低くなかったようだ。一昨年4月、小坂小に着任し、教務主任を務めた後、今年4月からは校長と教頭を支える主幹教諭となっていたことも繰り返し報じられている。
下校中の小坂小の児童たちとその保護者らに森山容疑者について聞くと、 「モーリー（森山容疑者）は楽しい先生です。担任の先生が休むと来てくれる。“おなか痛いとか、鼻水が出る人は手を挙げて”って言うときにふざけて大きく動いて、手や足をバタバタするのが面白いです。あとは、1年生から5年生ぐらいまでかな、男子も女子も、よく抱っこしてました。だからモーリーの印象は抱っこ好きな先生、です」（小坂小の児童） 児童の保護者はこう嘆く。
「森山先生は腰が低く、面談時も“ここまでで分からないことはないですか”と聞いてくれました。とても真面目な方だと思っていたのですが……。事件を受けて開かれた保護者説明会で、保護者から“子どもが着替えのときに廊下に出ると森山先生に出くわすことがあった”との発言もあり、さらなる犯行が明るみに出るのではないかと気がかりです。保護者は、チャットの画像に自分の娘が含まれているかどうかが分からず不安を抱えたままなのです」 抱っこ好きな主幹教諭は、子どもを預かる側であり、預ける側でもあった。
デイリー新潮 – 2025/07/02 11:41