名古屋市の教員らが盗撮画像などをSNSで共有していた事件を受け、愛知県は学校内での盗撮行為などを撲滅するために5つの対策を取りまとめました。
先月、女子児童の盗撮画像をグループチャットで共有した疑いで、名古屋市の小学校教員が逮捕された事件を巡っては、グループに10人近くの教員らが参加していたことも分かっています。
【写真を見る】「カメラ等の不審物がないか確認」「個別面談は密室を避ける」 児童生徒への盗撮・わいせつ行為の撲滅ガイドラインを作成 愛知県 この事件を受けて、今月1日付けで国は各都道府県に児童や生徒を撮影した画像管理の徹底などを求める通知を出していました。
愛知県は、これをもとに児童や生徒への盗撮やわいせつ行為撲滅のために、新たに作成したガイドラインを全教職員に周知徹底することや教室やトイレ・更衣室の緊急点検など5つの対策を実施するよう、今月11日付けで名古屋市立を除く県内の小中学校などに通知したということです。
作成されたガイドラインには「児童生徒が撮影された画像等は、内容を管理職が確認の上、校務系ファイルサーバで管理する。個人で所有する端末に保管したり、無断で校外に持ち出したりしない」「(教室・更衣室・トイレは)清掃時等、定期的に点検を行い、カメラ等の不審物がないか確認する。また、盗撮の温床となり得る荷物等の放置をしない」「児童生徒との個別面談では、密室を避け、適切な距離を確保する」「児童生徒との私的な電話・メール・SNS・アプリケーションを介したやり取りは一切禁止する」ことなどが示されています。
県は学校に実施結果の報告を求めていて、その後も継続して対策を実施するよう指導しています。
CBCテレビ - 2025/07/15 15:28