痴漢や盗撮といった性犯罪の撲滅を訴えようと、三重県警が県内の高校生を対象とした広報啓発ポスターを募集した結果、優秀作品が選ばれ、25日に感謝状が贈られました。
鉄道施設における痴漢や盗撮などの犯罪防止につなげようと、三重県警が県内の高校生に対し5月から広報啓発ポスターを募集した結果、伊勢学園高校2年の中家凛乃亜さんの作品が優秀作品に選ばれました。
県警本部で開かれた贈呈式で、三重県警察本部の濱口裕史地域部長から中家さんに感謝状が手渡されました。
9月1日から県内全ての駅に掲示される中家さんのポスターは、危険を呼びかける黄色を基調としていて、痴漢や盗撮を行う手に禁止マークを描き、被害抑止を強く訴えるような作品となっています。
中家さんは「被害に遭った人が助けを求められるように、被害を見た人も声をかけられるような、そんな社会になってほしい」と話していました。
警察によりますと、去年1年間の県内の鉄道施設における痴漢や盗撮などのわいせつ事案は8件認知されていて、今年は7月末時点で12件と増加傾向にあり、警察は薄着になる季節は被害に遭うケースが目立つということで注意を呼びかけています。
三重テレビ放送 - 2025/08/26 12:50