埼玉県の特別支援学校に勤務する33歳の男性教諭が、勤務先の女性職員に対し盗撮やストーカー行為などを行ったとして、埼玉県は懲戒免職の処分にしたと発表しました。
11日付で懲戒免職の処分を受けたのは、埼玉県立川越特別支援学校の佐藤直也教諭(33)です。
埼玉県教育委員会によりますと、佐藤教諭は今年5月ごろから3回にわたり、女性更衣室のロッカーの中に小型カメラを設置し、勤務先の女性職員の着替えの様子を撮影しようとしたということです。
また、GPS付き発信機を女性職員の車に取り付け、自宅を特定するなどのストーカー行為も行っていたということです。
さらに今年6月、職員室に置いてあった女性職員のかばんから無断で鍵を取り出して写真を撮り、その画像をもとに合鍵を作成。その鍵を使い、女性職員の自宅に侵入したということです。
佐藤教諭は県の聴き取りに対し、「女性職員を性的対象として見るようになり、相手への興味関心がどんどん湧いていき、行為がエスカレートしてしまった」と話しているということです。
この他にも、今年7月に勤務先の小学校の教室で筆箱の中に隠したスマートフォンで、複数の女子児童が着替える様子を撮影したとして、所沢市の公立小学校の斉藤維人教諭についても懲戒免職処分としました。
埼玉県教育委員会は、「教職員の不祥事根絶に全力で取り組んでまいります」としています。
TBS NEWS DIG Powered by JNN - 2025/09/12 13:39