教育現場で教師による盗撮事件が相次いでいます。18日に逮捕された名古屋市の小学校教師は、警察の調べに「10年以上前から女子児童を対象に盗撮していた」と話していることがわかりました。
愛知県迷惑行為防止条例違反の疑いで19日送検された、名古屋市立の小学校教師、水井聖清容疑者(40)。12日、児童の下着を撮影する目的で、勤務先の小学校の教室の机の下に小型カメラを設置した疑いが持たれています。
「女子にはセクハラとか優しくしてて、男子には暴力を(ふるう)厳しい人だった。(盗撮しても)おかしくはないと思う。やりかねない人だった」(小学校の卒業生) 調べに対し、「女子児童の身体や下着に興味があった」と容疑を認めているという水井容疑者。
また、捜査関係者への取材で、盗撮について「10年以上前から女子児童を対象に盗撮していた」と供述していることがわかりました。
警察は水井容疑者が常習的に盗撮を繰り返していたとみて、余罪を調べています。
一方、教師らのグループが女子児童の盗撮画像を共有したとされる事件でも18日、新たな逮捕者が。
北海道の中学校教師、柘野啓輔容疑者(41)。
去年、16歳未満の少女の性的な動画を盗撮し、教師らが参加するSNSグループに共有したなどの疑いで19日朝、送検されました。
容疑を認めているという柘野容疑者ですが、動機について、こう話しているといいます。
「インターネットで他人の動画を見て自分もしてみたいと思い、盗撮をするようになった。他のメンバーが盗撮動画を投稿しているのに感化され、軽い気持ちで投稿した」(柘野容疑者) グループには10人前後の教師が参加していたとみられ、柘野容疑者は少なくとも動画データ2点をグループに共有していたということです。
一連の事件をめぐっては、これまでにグループを管理していた名古屋市の森山勇二被告(42)と、メンバーで横浜市の小瀬村史也被告(37)、それに名古屋市の水藤翔太被告(34)が逮捕・起訴されています。
そして名古屋地検は19日、4人目として逮捕した横浜市の教師・石川勝也容疑者(28)を性的姿態撮影等処罰法違反の罪で起訴しました。
相次ぐ教師による盗撮事件。警察は、残るメンバーの特定に向けて捜査を進めています。
メ〜テレ(名古屋テレビ) - 2025/09/19 16:38