名古屋市は、市内の学校で教員による盗撮事件が相次いでいることを受け、すべての市立学校・園で探査機器を使用した施設内の点検を行うと発表しました。
2025年12月から2026年3月までの間に、職員や保護者に事前に知らせることなく、校長・教頭(幼稚園は園長・主任)のみで実施する方針です。
点検には、隠しカメラなどのバッテリーが発する熱を探知できるサーモグラフィカメラを導入。市が1台5万円弱で55台を購入しました。
市の担当者によると、トイレや着替えに使う部屋は必ず点検を実施し、それ以外の部屋については各学校の判断に任せるということです。
12月10日には、名古屋市中区の前津中学校で、PTA役員や「児童生徒性暴力等の防止等に関するプロジェクトチーム」保護者委員同席のもと、デモンストレーションが行われる予定です。
今回の取り組みは、9月の市議会本会議で杉浦弘昌教育長が「2025年度中のできるだけ早い時期に隠しカメラを探知する機器の導入を検討する」と発言したことを受けて行われるものです。
市は児童生徒の安心・安全な学習環境の確保を目指すとしています。
中京テレビNEWS - 2025/12/05 17:26