福島県警は25日、女性のスカート内を盗撮しようとしたとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)で逮捕・起訴された双葉署の巡査長、佐久間孝一被告(44)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。佐久間被告は同日付で依願退職した。
佐久間被告は11月7日午前7時35分ごろ、郡山市のJR郡山駅近くの路上で、スニーカーにつけた小型カメラを10代女性のスカート内に差し入れ、撮影しようとしたとして、逮捕・起訴されていた。
さらに、その後の捜査で佐久間被告の自宅にあった外付けのハードディスクに多数の動画が保存されていることが発覚。10月7日から11月4日の間、7回にわたり、同様の方法でいわき市内の商業施設や路上で、女性11人の下着を撮影するなどしたとして、県警は12月9日、同法違反(撮影)の疑いで追送検した。佐久間被告はいずれも容疑を認めているという。
県警の森末治本部長は「警察官としてあるまじき行為で被害者、県民に深くおわびする。厳粛に受け止め、指導・教養を徹底し、再発防止と信頼回復に全力を尽くす」とコメントを出した。【松本光樹】
毎日新聞 - 2025/12/25 17:52