勤務する埼玉県所沢市立小学校の教室で着替え中の女子児童を盗撮したとして、性的姿態撮影等処罰法違反の罪に問われた、元小学校教諭の無職斉藤維人被告(48)の判決公判が7日、さいたま地裁川越支部で開かれた。片岡理知裁判官は被告に拘禁刑1年2月、うち6月は保護観察付き執行猶予2年(求刑・拘禁刑1年6月)の判決を言い渡した。
女子トイレが盗撮されていた秩父市役所の写真 撮られた映像に体の一部が写る
片岡裁判官は判決理由で、小学校という安心して勉学に励める安全な居場所で、信頼を寄せていたはずの教諭によって敢行された犯行で、「心身ともに生育途上にある被害児童に及ぼした害悪は大きい」と非難。犯行は計画的、常習的で、「被告自身のストレスなどのはけ口として教え子に矛先を向けた本件の動機に酌量の余地などあろうはずがない」として実刑が相当だとした。
斉藤被告が起訴内容を認め、保釈後にクリニックに通院して専門プログラムを受講していることなどを考慮しても、「刑の全部の執行猶予は許容できない」とした。
判決によると、斉藤被告は昨年7月1日、教諭として勤務していた小学校の教室2室が女子児童の更衣場所になっていることを知りながら、筆箱に隠匿された携帯電話を教室に設置し、着替え中の女子児童8人を撮影した。県教育委員会は昨年9月11日、斉藤被告を懲戒免職処分としていた。
■「間違いない」と容疑を認める(以下、2025年7月25日配信の再逮捕記事)
自身が勤務する所沢市立小学校の教室で着替え中の女子児童を盗撮したとして、埼玉県警所沢署は24日、性的姿態撮影処罰法違反と児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、入間市春日町1丁目、同校教諭の男(48)=性的姿態撮影処罰法違反罪で起訴=を再逮捕した。押収されたパソコンなどから、校内で撮影したとみられる動画数十点が見つかっており、同署は常習的に犯行に及んでいた可能性も視野に捜査を進める。
再逮捕容疑は1日午後0時15分ごろから同20分ごろの間、同校の中学年の教室で着替え中の女児をスマートフォンで動画を撮影し、児童ポルノを製造した疑い。逮捕当時は容疑を否認していたが、「女児が着替えている時の姿を盗撮したのは間違いない」と容疑を認めている。
同署はこれまでに、男が同じ日に、同校の高学年の教室に侵入し、プールの授業後に着替え中の女児をスマートフォンで盗撮したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反などの疑いで逮捕、追送検していた。その後押収したスマートフォンの解析で動画が新たに発見された。
埼玉新聞 - 2026/01/08 10:14