受験前の不安な心理につけ込み、受験生をねらった痴漢や盗撮が問題になっています。名古屋市内の各地で1月14日、被害を防ぐ啓発イベントが行われました。
名古屋市南区のJR笠寺駅では高校生らが朝の通勤・通学客にチラシを配り痴漢や盗撮の被害防止を呼びかけました。警察によりますと、「入試に遅刻できない」などの受験生の弱みに付け込み、痴漢や盗撮をあおる投稿が、近年SNS上で相次いでいるということです。
2025年、鉄道警察隊には約150件の痴漢や盗撮被害に関する相談が寄せられました。特に多くの試験が行われる2月から3月にかけては、女性からの相談が増えるといいます。
高校生: 「自分がもしその時(受験シーズン)に痴漢に遭ってしまったら、すごくびっくりして、すごくトラウマができてしまうのかという部分があるんですけど、今までニュースとかを知人から話を聞く中で、自分も絶対に会いたくないなと思ったし、会う人も少なくしたいなと思った」 一方、警戒の目は受験生が多くの時間を過ごす塾にも向けられています。中区の佐鳴予備校では、警察と協力して職員に対する盗撮対策の説明会が開かれました。対策について警察は、「防犯カメラの設置」や「抜き打ち点検の実施」など、犯人に「常に警戒されている」と思わせることが重要だと説明しました。
佐鳴予備校 尾張地区責任者 山中裕介さん : 「生徒・保護者に安心な環境で学習に進んでもらいたいと、受験に挑んでもらいたいと思っているので、こういった研修を定期的に行っていきたい」
各地で受験生の防犯意識を高める活動が行われていますが、ここにも気を付けてほしいというポイントがあります。それが「バスでの痴漢」です。
子どもたちを性犯罪から守る活動を行う、一般社団法人痴漢抑止活動センターの松永弥生代表理事に話を聞きました。松永さんは、鉄道各社が対策を強化しているのを受けて、インターネットでは「バスの方が狙い目」という投稿もあったと話します。
バスで痴漢の被害にあってしまったら、運転手に被害を訴えれば警察に連絡をしてくれます。その場で言えなかったという場合でも、バスに設置された車内カメラに証拠が残っている可能性もあるということなので、松永さんは後から通報するということも視野に入れてほしいと話しています。
テレビ愛知 - 2026/01/14 19:56