教師のグループによる女子児童の盗撮画像の共有事件で警察は、新たに岡山県の小学校教師を逮捕。グループのメンバー全員を逮捕したことを明らかにしました。
7日朝、送検された、甲斐海月容疑者(27)。岡山県備前市の小学校教師です。
警察によりますと、甲斐容疑者はインターネットで入手した18歳未満の少女が着替えをする様子の動画データ1点を自宅で所持した疑いが持たれています。
調べに対し、容疑を認めているという甲斐容疑者。
自らに捜査の手が迫っているのは予期していたようです。
「全国各地で教師が盗撮で逮捕されていたのは、ニュースを見て知っていた。そのたびに私自身もいつか捕まるのではないかと不安になって、盗撮動画などを保存していたUSBメモリーを処分した」(甲斐容疑者) 警察の家宅捜索で見つかった動画データについては、「私にとってはお宝みたいなものなので、処分するのが惜しくなって持っていた」とも供述しています。
教師のSNSグループで、女子児童の盗撮画像などが共有されていたとされる一連の事件の逮捕者は7人。
警察は、グループのメンバーは、6日逮捕された甲斐容疑者を含む教師7人だったことを明らかにしました。
そして、グループの実態も徐々にわかってきました。管理していたのは、名古屋市の元小学校教師、森山勇二被告(42)。
2020年ごろ、SNSに小児性愛者向けのアカウントを開設。
その後、同じ指向を持つ仲間とつながり、中でも「信用できるメンバー」として教師と判明した人物だけを別のグループに招待。7人が集まったとみられています。
「これで自分が信用している教員メンバーは全員です。職業が職業だけに、絶対に表ではできない話ばかりですが、この場で色々話せたらと思います」(森山被告 SNSグループへの投稿) メンバーに、こう投稿していたという森山被告。
チャット内では投稿された盗撮動画などに対し、称賛の声とともに、こんなコメントも。
「ロリコン教師で集まれるのは嬉しいです」「捕まらないようにしましょうね」 投稿する動機について、メンバーは「承認欲求を満たしたかった」、 「他のメンバーに感化された」などと話しているということです。
教師という立場を悪用した今回の事件。被害にあった児童はのべ35人以上にのぼっています。
警察は、すでに裁判が始まっている3人を含め、引き続き、メンバーの余罪を調べています。
メ〜テレ(名古屋テレビ) – 2025/11/07 16:46