盗撮などの性犯罪での逮捕やその前後に関する情報を配信してまいります。

盗撮で逮捕される日

その他コラム

逮捕されたら その2 (性犯罪受刑者について)

更新日:

逮捕された後の実録 その2

前回の記事から引き続き、逮捕された後のことについて見たこと感じたことを記録してまいります。

被疑者段階だった前回記事から一気に飛んでしまいますが、今回は刑務所における性犯罪受刑者について触れてまいります。今後も時系列的には行ったり来たりすると思います。

性犯罪受刑者は刑務所でイジメられるのか?

刑務所以外でも留置場や拘置所などで性犯罪で捕まった人はイジメられるという情報をよく目にしますが、実際にそうなのでしょうか。結論から申しますと私見ではありますが、性犯罪受刑者でも別にイジメられません。

前回の記事の冒頭でも触れているように1回2回の服役で判断していることではありませんのでそれなりに実態に近いと思っていますが、すべての施設や工場、居室でも同じとまでは言えません。それでも刑務所のことに関してはイメージや古い情報が多く、(自称)元受刑者発という情報でもエアプが多いように感じています。

これまででも強姦などの重罪から痴漢や盗撮、児童買春などで捕まった性犯罪受刑者は何人も見てまいりましたが、罵倒や無視といったレベルでのイジメも見たことがありません。さすがに陰口までは見えませんが、ネット上で言われているような性犯罪受刑者への暴行なんてものは聞いたこともありません。

例えば、2桁件数の強姦や強制わいせつで捕まり、しかも被害者がいずれも小学生の女子児童などで、さらにはほぼ同様の前科で長期の服役経験もあるというどの角度から見ても筋金入りの性犯罪者がおり、同じ工場で一緒に作業をしていたことがあります。刑務所内で自費購入できる雑誌でもローティーンまたはそれ以下の年齢向けのファッション誌を購読するなど反省は見られず、こんなのはネット上の情報によるならば暴行を含めて最大級のイジメを受けても仕方ないと思えるレベルの性犯罪受刑者です。

しかしそれでも彼がイジメられることはありませんでした。個人的な好き嫌いで陰口を叩くくらいの人はいましたが、工場や居室その他グループによるイジメ的なことはされていません。

他にも少年刑務所のときにはスーパーフリー事件の(末端)当事者や(元)公務員などが性犯罪で服役していて同じ工場にいましたが、比較的若くて血の気の多い受刑者が多い少年刑務所にある中でも全くイジメられておらず、前者に至っては工場の中心メンバーになっていたほどです。

それ以外にも重い罪から軽い罪まで様々なタイプの性犯罪受刑者がおり、性犯罪ということをネタに周囲からイジられるということはありましたが、それらは単なるウケ狙いでされていたことで嘲笑などというニュアンスでもなく、客観的に見てイジメと思われるようなものはありませんでした。

結局は本人の性格や振る舞い次第

性犯罪受刑者はイジメられるという一般的なイメージとはかけ離れていたことに当事者ではなかったものの軽い驚きを覚えましたが、要因を考えてみると結局は何をして捕まったかより本人の性格や振る舞い方、他の受刑者とのコミュニケーションなどによる部分が大きいと思っています。

例えば一番最初に例として挙げた筋金入りの性犯罪者にしても、一見するとそれほどのことをするような容姿には見えず、性格的にもとても快活、作業中もよく働いており、少なくとも刑務所内においては非常に面倒見の良い人でした。本人申告ではありますが、過去の服役でもイジメられた経験はないとのことです。

それ以外の性犯罪受刑者においても、性犯罪をネタにしてイジられても変に卑屈に捉えるなどすることなくノリ良く返していたりして好かれることはあっても、性犯罪ということだけを理由にしてイジメられるといったことはありませんでした。

逆にそういった部分に問題があると性犯罪受刑者でなくともイジメられます。最近は単独室という1人用の居室が増えていますがまだ共同室という複数人用の居室の方が多く、工場での時間も含めて刑務所は基本的に集団生活です。そういった中では輪を乱す人が嫌がられますので、生活していく上で性格や振る舞いなどが問題だと思われると性犯罪受刑者だろうがそうではなかろうがその輪からはじき出されるようになります。

性犯罪を隠すことは有効か?

性犯罪受刑者に限りませんが、中には何をして捕まったかという点について隠したり嘘を言う受刑者がいます。ナメられないようにしでかしたことを誇張するというケースもありますが、特に性犯罪においては隠したり無難な罪名を言いたくなる気持ちもわからないではありません。

通常、受刑者が目にする機会のある書類等で他人が何の罪で捕まったかということが書いてあるものはありませんので、これについては本人の自己申告がほとんどということになります。そのため、バレる可能性がないのであればこれはそれなりに有効と言えます。

しかし一部の性犯罪受刑者の場合はこの記事で取り上げた性犯罪者処遇プログラムの対象になっている場合があり、性犯罪以外の嘘の罪名を言っていたりしてもこの性犯罪者処遇プログラムによってバレる可能性がありますので嘘を言うのは避けた方が良いでしょう。

これは刑務所の外の社会生活の中でも同じことですが嘘がバレれば信用を失います。刑務所で初めて会った人ばかりという中で信用も何もないと思われるかもしれませんが、だからこそこういった些細な嘘でも徹底的に嫌われることになります。性犯罪だからということではなく、嘘を言っていたことに対して嫌悪感を抱かれます。

性犯罪者処遇プログラムでバレるケース

性犯罪者処遇プログラムの対象になっていて嘘がバレるケースとはどういったものか触れておきます。

例として府中刑務所を挙げますと、ここは日本で最大の刑務所ということで各種のモデルケースになることも多く、性犯罪者処遇プログラムなどの改善指導の体制も比較的充実しています。他施設でも同様のケースはあるかもしれませんが、性犯罪者処遇プログラムを効率的かつ集中的に行うため、対象者を一時的に特定の工場に集めて生活させ、その中で作業をしつつプログラムを受講することになります。

また、短期のプログラムから長期のプログラムまでいくつかに分けられており、対象となる性犯罪者受刑者の刑期もまちまちですので刑期の始めや終わりにその工場に集められると決まっているわけではなく、大抵は刑期の途中で一時的にその工場へ移ってプログラムを受講します。

そのため、何もしていないのにその工場へ移ったとなれば具体的な罪名はともかく性犯罪受刑者だったということはわかります。もし周囲に性犯罪以外の罪名を言っていたのであればここで嘘がバレることになります。

さらに、性犯罪者処遇プログラムの受講が完了した後は特に大きな事情がなければ元の工場に戻されますので、もし嘘を言っていたのであれば嘘つきというレッテルを貼られて生活していくことになるでしょう。嘘つきが嫌われるのは上述の通りです。

嘘をつき通せるケース

最後は刑務所の話ではありませんが、警察署の留置場や拘置所では嘘の罪名を言っていてもバレない場合が多いと思います。他人が何の罪で捕まったのかということについて警察官や刑務官が話さないことは刑務所と同様ですが、刑務所より滞在期間が短いので嘘をつき通すことは十分できるでしょう。

ただし一部例外があり、刑務官がそういったことについて漏らすことはほとんどないのですが、警察の留置担当官はもう留置場からいなくなった人のことに関してはポロっと漏らすことがあります。筆者も実際に経験したことですが、留置場で同室にいて傷害で捕まったと言っていた人について、その人が執行猶予で釈放された後に内部書類込みで実は強制わいせつと筆者に漏らしたことがありました。

内部書類については氏名や罪名が記載されたものでたまたま置かれていたところを目にしたのでつい言っちゃった的な印象はありましたが、もっとも、釈放されてしまえばもう会うことはないでしょうから嘘をつき通すという意味では成功していると言えます。

ピックアップ記事

盗撮の後日逮捕の可能性 1

盗撮で後日逮捕されることはあるのか? 「盗撮は現行犯以外では逮捕されない」といったようなことを目にすることがありますが、少数派ではあるものの現行犯以外でも逮捕されているケースはあります。ただ、盗撮事件 ...

スマホで盗撮するのはなぜ危険なのか 2

スマホ盗撮はなぜ危ないと言えるか 先の記事では盗撮においてなぜスマホが多く使われるのかといった点について触れたので、今回はどういったところに危険性があると言えるのかについて見てまいります。 なお、先の ...

後日逮捕の要因あれこれ 3

こんなことに怯えるだけ無駄だと感じますが… こちらの記事ではどういった盗撮のケースで後日逮捕され得るのかという点についてあまり深く触れませんでしたが、今回は後日逮捕の要因に関して改めて見てまいりたいと ...

盗撮動画の販売からの後日逮捕 4

販売サイト界隈に衝撃が走る 約1年前になりますが、女子高生のスカート内を盗撮した動画を販売していたとして、それに係る盗撮を行ったことで逮捕されたという報道があり、販売サイト界隈、特に販売者の間で衝撃が ...

スマホによるスカート内盗撮 5

もはや盗撮の定番ツール スマホが普及してすでに久しく、以前まで主流だった折りたたみ式などの携帯電話は最近では珍しいものとなりました。過去の携帯電話にもカメラは付いていたので当時から携帯電話を用いた盗撮 ...

-その他コラム

Copyright© 盗撮で逮捕される日 , 2017 All Rights Reserved.