滋賀県教育委員会は、校舎内に仕掛けられた盗撮カメラを発見するサーモグラフィーカメラの講習会を草津市の草津高で開催した。学校内での盗撮事案が相次いでいるためで、県立高の管理職が使い方を座学と実技で学んだ。
県教委が学校内での盗撮被害を防ごうと企画した。県教委では2016年度から現在までに、盗撮で8件の懲戒処分があり、うち5件は学校内で撮影されていた。処分を受けた教職員は20代6人、40代2人でいずれも男性という。発見器は県立高と養護学校の計58校に各1台配備している。
座学では、滋賀県警から県教委に出向している加茂雄二参事が、生徒にとっては学校で盗撮被害に遭うことは想定しにくいが、体育や部活動の着替えで被害を受けやすく、教諭であれば校内でも不審に思われず、盗撮カメラを設置しやすいと説明した。
カメラを発見した際には、むやみに触らずに警察に通報することが重要とし、通報しなければ、被害者から学校側の隠蔽(いんぺい)と見なされる可能性があるとの指摘もあった。
続いて、教員らは体育館の更衣室に移動し、隠しカメラのバッテリー熱に反応して赤く表示されるサーモグラフィーカメラを使い、点検する体験をした。
参加者の1人は「教室が多いので、全てをチェックするのは大変だが、いつでも調べられると示すことで抑止力になってほしい」と話していた。
京都新聞 – 2026/09/04 16:00