横浜市の児童相談所の男性職員が、一時保護していた10代の少年を盗撮したなどとして書類送検された事件。
市は、再発防止の方向性として、全職員に対して定期的な研修を実施することなどを明らかにしました。
横浜市によりますと、書類送検された20代の会計年度任用職員の男性は、ことし6月、市内の一時保護所で、寝ていた10代の少年の服をずらし、尻を私用のスマートフォンで盗撮したなどの疑いが持たれています。
17日開かれた市議会の常任委員会で、市が、再発防止策を検討していることを報告しました。
男性職員は、入所者の身の回りをサポートする業務にあたっていて、研修は勤務初日に行ったおよそ30分のみで、以降は実務に沿った指導でした。
これをふまえ、再発防止策の方向性として、全職員に対し、不適切行為の具体例や、処分事例を盛り込んだ研修を定期的に実施するとしています。
そのうえで、子どもが相談しやすい環境づくりや、一時保護所における人員不足の解消などが協議されました。
市はことし12月に、再発防止策を取りまとめた報告書を公表する予定です。
tvkニュース(テレビ神奈川) – 2025/09/17 18:33