愛知県みよし市は、市内の全小中学校12校の校舎内に盗撮防止用のカメラを設置することを決めた。10日開会の市議会に補正予算案を提出し、来年4月から稼働させる方針。同市内では7月、女子生徒の着替えを盗撮しようとしたとして中学校常勤講師の男が愛知県警に性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)容疑で逮捕されるなど、教諭らによる盗撮事案が相次いでいた。
市によると、8小学校に計111台、4中学校に計83台の計194台の防犯カメラを廊下に設置する。児童、生徒の着替えの際に使用される教室や更衣室、トイレなどへの人の出入りを24時間撮影する。映像は盗撮などの問題が起きた場合にのみ確認し、1週間ほどで消去される。
文部科学省によると、盗撮防止を目的としたカメラの設置状況は把握していないという。担当者は「子どもたちのプライバシー保護や、保護者ら関係者の合意などに配慮した上で行うことが必要だろう」と話した。
読売新聞オンライン - 2025/09/03 19:45