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盗撮速報

“児童の盗撮画像共有” 名古屋市の教諭が法廷へ ノウハウ発信から性的な話へ… 盗撮教員グループを“開設”

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28日午前、名古屋地裁にできた長い列。人々の関心を集めていたのは、1人の男でした。

「森山勇二です」としきりに瞬きをしつつも、はっきりとした声で答えた森山勇二被告(42)。

職業は、名古屋市の小学校教諭。去年9月、校外学習中の消防署で、女子児童の下着を盗撮したなどの罪に問われています。

かつて在籍した学校のアルバムには、子どもたちの後ろで優しく微笑む様子も。

卒業する子どもたちに向けたメッセージには「自分を見つめる目、まわりを見わたす目、先を見通す目。3つの目を大切に楽しい人生を!」と教員という立場から、今後の人生のアドバイスを送るような文章がつづられていました。

子どもたちに人気の先生だったという森山被告。

しかし、盗撮をしただけでなく、秘匿性の高いアプリを使い、盗撮画像をSNSのグループで共有したとされています。

約10人で構成されていたSNSグループ。職業はいずれも教員です。これまでに、あわせて6人が摘発されていますが、このグループを管理していたのが、森山被告でした。

28日に開かれた初公判。グループができるまでの一端が明らかになりました。

「間違いありません」と起訴内容を認めた森山被告。

検察側は、グループができる数年前、森山被告が授業の様子を撮影するために設置したカメラに、女子児童の着替えの様子が写っていることに気づき、盗撮を始め「小学校教諭を名乗るアカウントの内、森山被告が信用できるアカウントを誘い入れた」と指摘。

もともとネット上で仕事のノウハウなどを発信していた森山被告は、次第に卑わいな内容を投稿するようになり、秘匿性の高いアプリを紹介され、グループを作ったとしています。

元埼玉県警の佐々木成三さんは、グループができた経緯を詳しく解明することが重要だと訴えます。

元埼玉県警 佐々木成三さん: 「ゆがんだ性癖を持っていることに関しては、コミュニティーをつくりたいという思いはあったと思う。そのコミュニティーにおいて、どのように教師を集めていたのか、そうしたシステムを明らかにして、今後の教育現場において、このような悪質な犯罪をなくさなければいけない」

淡々とした様子で裁判所を後にした森山被告。グループ開設の動機について、今後の裁判で本人の口から語られるのでしょうか。

中京テレビNEWS – 2025/10/28 16:49


 

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