長野県は17日、13年以上にわたって多数の女性のスカート内の盗撮を繰り返したとして、本庁に勤務する部長級の男性職員(60)を停職6か月の懲戒処分にしたと発表した。
県コンプライアンス・行政経営課の発表によると、男性職員は2011年度以降、公務中の職場内や懇親会のほか、通勤の電車内などで私用のスマートフォンを使い同僚女性らのスカート内の盗撮を続けていたという。3月に入り、男性職員から警察の事情聴取を受けているとの報告が同課にあり、事態を把握した。
男性職員は「身勝手な行動で職場や関係者の皆さんに大変ご迷惑をおかけした」と陳謝したという。すでに退職願を出しているが、県は全容が解明されるまで退職金を一時差し止めるとしている。職員の処分を受け、同課の石沢彰郎課長は「県職員としての自覚と責任を認識させ、同様の事案の発生防止に努める」と述べた。
読売新聞オンライン - 2025/03/19 17:14