京都府警の警察官の男2人が勤務先の女子トイレで盗撮しようとしたなどとして、京都府警は15日、2人を書類送検するとともに、「停職3か月」の懲戒処分にしたと発表しました。
京都府警では、警察官による盗撮事件が相次いでいて、書類送検された警察官らは、それぞれ「高校時代から盗撮した」「(同僚の)女性警察官の尻が見たかった」などと話しているということです。
性的姿態撮影処罰法違反の疑いなどで書類送検されたのは、京都府警中京署の20代の巡査の男と下鴨署の40代の警部補の男です。
京都府警によりますと、20代の巡査は今年3月、勤務先である中京署内の一般の人も利用する1階の女性トイレの個室に小型カメラを設置して盗撮しようとしたほか、今年2~3月にかけて、市内の駅や電車内で盗撮した疑いがもたれています。
署が委託している清掃作業員が予備のトイレットペーパーに挟まれた小型カメラが設置されているのを発見したことで事件が発覚。マイクロSDカードにはほかにも盗撮した動画が残っていて、巡査は「若い女性の下着を見たくて盗撮した。高校時代から盗撮していた」と話しているということです
また、40代の警部補は今年2月と4月、左京区内にある勤務先の警察施設で、女性トイレの個室に自身のスマートフォンを設置し、女性警察官を盗撮した疑いがもたれています。
被害に遭った女性警察官がスマホに気づき、警部補が犯行を自供。盗撮したとみられる動画が約70点見つかっていて、警部補は「被害女性の尻を見てみたい」と動機を話していうということです。
京都府警は15日、2人を書類送検するとともにともに、「停職3か月」の懲戒処分にしました。2人は15日付で依願退職しています。
京都府警では、去年9月に下京署の巡査が、今年3月には宇治署の警部補が盗撮などの疑いで書類送検されています。
京都府警は「組織をあげて非違事案防止に取り組む中、当府警察職員による盗撮事案が連続発生しましたことについて、被害者及び府民の皆様に深くお詫び申し上げます。今後、職員に対する指導教養及び人事管理をさらに徹底し、再発防止と府民の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
読売テレビ - 2025/05/15 15:55