静岡県内では、2025年、2人の警察官がそれぞれ別の盗撮容疑で逮捕され、12日、判決が言い渡されました。市民を守る警察官による卑劣な犯行ですが、盗撮を防ぐ新たな取り組みも進んでいます。
12日、盗撮の罪に問われていた2人の元警察官に判決が…。
1人目は静岡南警察署の刑事第一課長だった45の男の被告。2025年3月以降、以前勤務していた掛川警察署と管内にある交番の女性用トイレに小型カメラを設置し、複数の女性職員を盗撮した罪に問われていた被告の男は、これまでの裁判で起訴内容を認めていて、検察側は複数の女性職員を約50回にわたり盗撮した犯行は極めて悪質と指摘し、「懲役3年」を求刑。被告の男は犯行の動機について、「女性職員の体調を確認するためだった。心配する気持ちが増幅してしまった」と主張していました。
地裁浜松支部の来司直美裁判長は、被告の男に対し懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
一方、静岡地裁では、県警交通部交通規制課巡査部長だった36歳の被告の判決公判が。この被告は、2025年9月から10月までの間に、JR藤枝駅の上りエスカレーターなどで、3人の女性のスカートの中を自身のスマートフォンで後ろから盗撮した罪に問われています。
これまでの裁判では、被告の男は起訴内容を認めていて、検察は「短略的かつ身勝手な動機に酌むべき事情はない」などとして拘禁刑1年を求刑。被告側は執行猶予付きの判決を求めていた中、12日、静岡地裁の丹羽芳徳裁判長は、被告に対し拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
盗撮が行われたのは駅のエスカレーター。利用者は…。
(駅利用者) 「怖いというのはあります。簡単に撮れたりはすると思うので、後ろに立つ人との距離は気になります」 (駅利用者) 「この辺だったらスマホ見てるだけなのかなってなるけど、この辺でやられたら…あれ?となる」 静岡県内では、2025年、盗撮事案で187件検挙されていますが、その被害を少しでも減らそうと、県警では2025年6月から盗撮防止ミラーの設置を進めています。
これは、ミラーの設置で背後の盗撮犯に気付ける上、犯罪抑止を狙っています。過去に盗撮被害があった県内の4駅に設置していて、その効果もあってか、静岡駅と安倍川駅では、前の年に25件あった被害が2件に激減したといいます。
スマホなどの普及で誰でも簡単に撮影ができる中、安心して暮らせるまちづくりが求められます。
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) - 2026/03/12 17:08