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リーダー格の指示で女子を盗撮した男子高生。「男だな!」と称賛されるも、周囲の要求がエスカレートしていった結果、大変な事態に…

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数ある犯罪のなかでも、とりわけ性犯罪の加害者家族は世間から白眼視されやすい傾向にあります。SNSで個人情報をさらされるなど、「私刑」に遭うケースも少なくありません。今回は、精神保健福祉士・社会福祉士で、依存症回復施設の榎本クリニックに勤める斉藤章佳先生の著書『夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」』から一部を抜粋し、ご紹介します。近年、性犯罪の加害者家族から寄せられる相談のなかで、特に増えているのが「盗撮」の事案だそうで——。

【書影】社会から排除される「加害者家族」の生き地獄と再生に迫る。斉藤章佳『夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」』 * * * * * * * ◆盗撮で「男らしさ」を認め合う 私が所属するクリニックにつながるケースに関していえば、中学生より高校生の相談件数が圧倒的に多い傾向にあります。

中学校よりも高校のほうがスマホを学校に持ち込んでもよいケースが多いからだと思いますが、なかでも典型的なのが、男子生徒が同じクラスの女子生徒を興味本位で盗撮するというものです。

過去には、リーダー格の生徒から「お前、クラスメイトをこっそり撮影してこいよ」などと度胸試しのように指示を出され、それがきっかけで盗撮行為を繰り返すようになったケースがありました。

指示された男子生徒は、それを拒否していじめのターゲットになることを恐れて、盗撮行為を始めたといいます。彼は盗撮した画像を見せた他の男子たちから「お前すごいな!」「度胸あるな」「さすが男だな!」と称賛されたそうです。

◆要求はさらにエスカレートした この盗撮画像データはリーダー格の生徒を中心とするLINEグループで共有されました。加害者の男子生徒も指令を無事に実行したことから、LINEグループの仲間入りを果たすことができたのです。

しかし、要求はさらにエスカレートし、盗撮行為の回数は増えていきました。やがて通学中の駅など学校外でも盗撮行為をするようになり、逮捕されたときにはカメラロールに膨大な画像や動画データが残っている状態でした。

私がクリニックで面談をした際、その生徒は「集団から男として認められ、仲間に入れてもらった感覚があった」と話していました。

最初から盗撮行為そのものに興味があったというよりも、盗撮をすることが自分を「男として認めてもらう」ための手段、つまり承認欲求が満たされることが重要な強化子になっていたのです。

婦人公論.jp - 2025/07/22 12:32


 

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