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個人のスマホで撮影禁止 埼玉県教委が盗撮防止の指針策定 授業などで撮影が必要な場合は管理職の許可を得て学校所有の端末のみに限定 「盗撮などの心配がない環境づくりが重要」

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 盗撮から児童生徒や教職員のプライバシー・安全を守るとともに、被害者の保護、拡大および再発を防止するため、埼玉県教育委員会は2日、県立学校における盗撮防止などのガイドラインを策定したと発表した。ガイドラインでは教職員が個人で所有するスマートフォンなどによる撮影の禁止や、管理職とペアとなって行う点検の実施、発生発覚時の対応を定めたほか、必要に応じて継続的な見直しを行うとしている。各市町村には、県立学校のものを参考にガイドラインを策定するよう依頼した。

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 県立学校人事課によると、文部科学省が7月1日に出した服務規律確保の徹底を求める通知を受け、ガイドラインの策定を決定。同10日に文科省が都道府県や政令指定都市の教育長に向けて開いたオンライン会議を踏まえ、学校現場で盗撮を防止するために重要な事項を洗い出して、項目を検討していた。県内高校の多くが文化祭を開く9月に間に合うよう準備を進め、8月29日に各学校にガイドラインを通達した。

 ガイドラインでは、教職員が個人で所有するスマートフォンなどの端末による児童生徒の撮影を禁止し、授業や部活などで撮影が必要な場合には、管理職の許可を得た上で学校所有の端末利用のみに限定。日常的な点検のほか、職員が管理職とペアとなり、少なくとも学期に1度は行う定期点検や、長期休業や学校行事の前後に臨時点検を実施する。整理整頓などの環境整備や来校者への協力依頼も盛り込み、教職員向けの研修や児童生徒への指導のほか、相談窓口を周知するとした。

 点検時に用いるチェックリストには、トイレやプール、更衣室、教室、保健室、体育館、昇降口など、場所ごとに項目を設定。不審物の有無をはじめ、窓や鍵の破損や施錠の確認などが盛り込まれている。また、盗撮防止の確認事項として、教員の巡回や来館者の管理などといった行動のほか、ルール順守、盗撮発覚時の対応、日常点検の実施状況、点検後の対応なども設定した。

 同課は、「これまでは不祥事防止研修内の項目として研修などは実施していたが、ガイドラインの策定は初めて。児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、盗撮などの心配がない環境づくりが重要」と話しており、引き続き盗撮に限らず不祥事を防止するため、研修の実施や教職員の意識向上に努めるとしている。

埼玉新聞 - 2025/09/03 10:08


 

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