大阪府教育委員会は31日、児童の盗撮や薬物使用などを理由に、教諭6人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。うち免職は3人だった。
発表によると、免職となった東大阪市立小教諭(26)は、昨年前任校で着替え中の男子児童の裸をスマートフォンの動画で盗撮したとして、府警に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑で逮捕され、10月に大阪地検が不起訴にしていた。
府教委の調べでは、教諭のスマホには、2018年頃から今年8月頃までに「ネットで購入するなどした」という児童ポルノの画像と動画も計100本以上保存されていた。「男子児童の裸に性的な興味があった」と認めているという。
覚醒剤を所持、使用したとして逮捕・起訴された大東市立小教諭(43)と、大麻成分を含むクッキーを購入して食べたなどとして同じく逮捕・起訴された府立豊島高教諭(43)も免職とした。いずれも府教委に「日頃のストレスを忘れるため」などと説明している。
そのほか、府外のイベント会場に展示されていた美術作品を無断で持ち帰った府立高の男性教諭(59)を停職6か月、校内の農場で生徒が育てるトマトを盗むなどした府立高の女性教諭(47)を停職3か月、男子生徒の背中をたたくなどした松原市立中の男性教諭(51)を減給6か月(10分の1)とした。
読売新聞オンライン - 2025/11/01 12:00