勤務中に女性職員のスカートの中を盗撮したとして、千葉県は4月30日、県土整備部の出先機関に所属する副主幹級の男性職員(53)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。聞き取りに「盗撮のスリルを感じたかった。反省している」と話したという。
【写真】愛知で実証実験された盗撮防止対策とは・・・ 人事課によると、男性は2024年4月24日、女性の背後にしゃがみ込み、スマートフォンでスカート内を動画撮影した。気が付いた女性が上司に被害を申し出て、県が県警に通報。男性は性的姿態撮影処罰法違反の疑いで書類送検されたが、女性と示談が成立したため、千葉地検は起訴猶予とした。
男性は2019年9月にも出勤途中にJR千葉駅構内で女性3人のスカートの中を撮影し、県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検された。この時も示談により起訴猶予となったが、停職3カ月の懲戒処分を受けていた。
男性は盗撮を繰り返しているが、県は「処分は妥当だ」と説明している。【中村聡也】
毎日新聞 – 2025/04/30 18:57