勤務校の女子トイレに盗撮目的でカメラを設置したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われた元相模原市立小学校教諭の男の被告(26)の初公判が26日、横浜地裁相模原支部(和久登喜子裁判官)であった。被告は「間違いはありません。大変申し訳ありません」と述べ、起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、被告は高校3年の頃から電車などで女性のスカート内をスマートフォンで撮影するようになり、教諭となった後も勤務校内で女児が着替えをする多目的室にカメラを設置するなど盗撮を繰り返していたと指摘。「教諭という立場を利用した許せない行動」と非難した。
弁護側は「事実については争わない」とした一方で、証拠については一部争うとした。
起訴状などによると、被告は5月18日と6月4日、相模原市内の小学校の女子トイレの個室にコンセント型の動体検知機能付き小型カメラを設置し、11~12歳の女児3人の下半身などを動画撮影し、マイクロSDカードに保存。自宅で別のUSBメモリーにコピーした、とされる。
カナロコ by 神奈川新聞 - 2025/09/27 05:01