勤務先の栃木県立高校で小型カメラを使い女性を盗撮したとして教諭の男が逮捕された事件を受け、県内の全県立学校で校内の緊急点検が行われている。
宇都宮市内の県立学校では20日、教職員が2人1組で教室内のプロジェクターと更衣室のロッカーや天井の点検口などにカメラなどの不審物が設置されていないか入念にチェックした。
校長は「生徒たちが安心して学べる環境を確保するため引き続き点検を行うとともに、教職員の防犯意識の向上を図りたい」と話した。
事件では、県立高校教諭の男(38)(同市)が今月13日、勤務校の女子更衣室に小型カメラを設置し、女性を盗撮したとして、建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の容疑で逮捕された。更衣室のほかに女子トイレなど十数か所から20台以上のカメラが見つかっている。
読売新聞オンライン - 2025/08/21 06:54