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信じたい。でも… 教師の盗撮・画像共有事件で信頼が揺らぐ教育現場 保護者と現役教師が語る本音

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2025年、世間を揺るがした「教師による盗撮・画像共有事件」。子どもを育てる親の立場から「最も大切な信頼が揺らいでしまう」と受け止められています。

現場の教師や保護者がいま何を思っているのか、取材しました。

【動画】盗撮事件で“信頼”揺らぐ教育現場 現役教師と保護者に聞く  小中学校の現職教師7人が相次いで逮捕された事件。

 世間に大きな衝撃が走りました。

 子どもたちを守るべき教師が行っていたとされるのは盗撮。そしてその画像の共有です。

 事件と無関係の教師にも向けられる”疑いの目”。

 「誰を信じればいいのか」、保護者たちは戸惑っています。

 「教師への信頼」を揺るがした事件の波紋。教育現場に、今も影を落としています。

 影響は、事件が起きた学校とは無関係の保護者の間にも広がっています。

 「教師」への不信感を持ち始めた保護者2人が、顔を隠すのを条件に取材に応じてくれました。

Q.事件の前と後で信頼面で変化は?(鈴木しおりアナウンサー) 「幼稚園だと保護者の目があったり先生が多かったり、目が多い印象はあるが、小学校になると任せきり。そういう場所の中で、親としては不安」(2026年に小学生になる子どもの保護者) 「疑うという心を持っちゃいました。悲しいですけど。個人面談で話すまでは不安で不安で。子どもたちに『どんな先生?』と結構しつこく聞いてしまった」(小学生の子どもの保護者)  不安な気持ちのまま迎えた、個人面談の日。

 事件が起きた小学校ではないにもかかわらず、担任の男性教師は謝罪の言葉から切り出したといいます。

「『本当に申し訳ないです』という話を先生からしてくれて。すごく苦しかったですね。苦しかったと同時に、赤裸々に言ってくれたから、疑う気持ちは少なくなりました。でも正直、なくなったわけではないです」(小学生の子どもの保護者)  信じたい。でも信じていいのか。その狭間で、保護者たちは揺れています。

 現場の教師たちは今、何を思い、どう向き合っているのか。

 名古屋市内の3人の教師が、カメラの前で“本音”を語ってくれました。

 40代の教師は何気ない行動にも、神経をとがらせるように。

 子どもたちの着替えの時間に廊下を通る、その一瞬にも。

「着替え終わった子が扉を開けて出てくることがあるので、通る時は慎重になって、ノートで顔を隠す。子どもから『気をつかってくれてありがとう』みたいなことを言われた。ちょっと複雑な気持ちになりますね。子どももそれだけ不安を覚えているのかなと、その言葉からみてとれるので」(40代の小学校教師)  事件に無関係の教師ですら、信頼が崩れつつあると肌で感じています。

「曲がりなりにも20年以上やってきて、保護者との信頼関係もつくってきた中で、どうやってまた信頼関係を築いていくのか。不安になります」(40代の小学校教師)  別の30代の教師は…。

「(事件の)報道があった時は、すごく驚いたのがまず一番。その後に市民の信頼を失うことだと、怒りの感情がすごく湧いてきました」(30代の小学校教師)  信頼を取り戻す道のりは、長くなると覚悟もにじみます。

「僕たちが日々やっていることを堂々と続けていって、いずれまた信頼回復につながることを信じて、今は動いています」(30代の小学校教師)

メ〜テレ(名古屋テレビ) – 2025/12/25 17:26


 

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