勤務先の栃木県立高校で女子更衣室に小型カメラを設置して女性を盗撮したとして、教諭の男が逮捕された事件で、男が「夜間に忍び込んで、何度もSDカードを交換していた」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。栃木県警は、男が人目のつかない時間帯を狙って盗撮の準備をしていたとみて調べている。
男は宇都宮市、県立高校教諭の男(38)。13日に建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の容疑で県警に逮捕された。
捜査関係者によると、男は盗撮した動画がSDカードの保存容量に達するタイミングを見計らって、繰り返し交換していたとみられる。
これまでの県警の調べで、更衣室のほかに女子トイレなど十数か所から20台以上のカメラが見つかったほか、男の自宅などで大量のSDカードが発見されている。男は「8月以前からパーツをインターネット通販で購入してカメラを自作した」などとも供述しており、県警は盗撮の開始時期などを調べている。
県警は15日、男を同容疑で宇都宮地検に送検した。男はマスク姿で終始うつむいたまま移送車に乗り込んだ。
読売新聞オンライン – 2025/08/18 07:50