名古屋市立小の教諭らが児童の盗撮画像をSNSのグループチャットで共有していたとされる事件で、性的姿態撮影処罰法違反容疑で新たに逮捕された神奈川県葉山町立中教員の男（28）が、一連の事件が報じられた6月末以降も中学に出勤していたことが同町教育委員会への取材でわかった。
同町教委などによると、男は2022年4月に臨時的任用職員として町立小に任用され、今年4月からは町立中に勤務していた。正規の教諭と同じように指導を行い、生徒を教える立場だったという。
同町教委の稲垣一郎教育長は2日、「児童生徒、保護者の信頼を裏切った行為で深くおわびする」とのコメントを発表した。3日夕に保護者向け説明会を開くという。
県警の発表によると、男は町立小の教員だった昨年9～12月頃、神奈川県内の施設で女子児童2人のスカート内を盗撮し、チャットで動画や画像を計3回共有した疑い。勤務先の中学や自宅からスマートフォンやUSBメモリー、ノートパソコンなどを押収したという。
県警は2日、男を名古屋地検に送検した。
読売新聞オンライン - 2025/09/03 10:13