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盗撮で逮捕される日

ニュース考察

先週の盗撮事件ニュース(4月8日~4月14日)

更新日:

先週報道された盗撮に関するニュースに触れてまいります。

中学校で臨時講師が同僚を盗撮 秋田

9日、秋田市の中学校の教室で、20代の男性臨時講師が女性職員のスカートの中を盗撮していたことがわかり、市教育委員会は今後詳しいいきさつなどを調べることにしています。

これは秋田市教育委員会が10日、市役所で会見を開き明らかにしたものです。それによりますと、9日午後3時ごろ、秋田西中学校の教室で、20代の男性臨時講師が同僚の女性職員のスカートの中を棒状の撮影機器を使って盗撮したということです。

この講師は、9日昼ごろにも別の女性職員を盗撮しようと不審な行為をしていたということで、相談を受けた校長が本人に確認したところ、盗撮したことを認めたため、10日警察に通報したということです。

この講師は、今月からこの中学校に赴任し、9日入学した1年生の学級担任のほか社会科を担当する予定だったということです。盗撮について「たいへん申し訳ないことをした」と話しているということで、市教育委員会は、今後詳しいいきさつなどを調べることにしています。

秋田市教育委員会の嶋崎公人教育次長は「教員が起こした重大な行為で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後は不祥事をなくし、信頼回復に努めていきたい」と話しています。
引用元 : NHK 2019年4月10日 17時40分配信

中学校の教員による学校内での盗撮事案です。ただし生徒を狙った盗撮ではなく被害者は同僚の女性教員のようで、また、これが報じられた時点では警察への通報までに留まっていてまだ逮捕等はされていなかったようです。

今月1日の着任早々、わずか9日目の不祥事というのは何とも驚きを隠せないところですが、他の報道をいくつか見てもこれが新任というわけではなさそうで、今回盗撮された被害者はいずれも同僚の女性教員とのことなので女子生徒を盗撮したくて教員を目指したようなタイプではないのかもしれません。

しかし続報として以下のように報じられており、家宅捜索で盗撮の余罪の証拠が見つかって、それが裏付けられて迷惑防止条例違反での逮捕に至ったようです。

秋田市の秋田西中学校に勤務している男性臨時講師が2019年1月、県中央部の公共施設で10代の女性の下着を盗撮したとして12日、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。

逮捕されたのは、秋田西中学校に臨時講師として勤務する容疑者(28)。警察が関係者から情報提供を受け、容疑者の自宅を調べたところ、記録媒体の中から下着が映った画像が見つかった。容疑者は容疑を認めている。

容疑者は4月9日にも勤務している中学校で同僚の女性職員2人のスカートの中を盗撮していたことが発覚。自宅待機中で処分を待っている状態だった。

警察によると容疑者の自宅の記録媒体にはほかにも複数の画像が残っていて、余罪の有無を含め、容疑者から話を聞くなどして詳しく調べを進めている。
引用元 : 秋田テレビ 2019年4月12日 19時0分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

逮捕された事件自体は今月9日に学校内で同僚女性を盗撮した件より前のもので、その件を受けて自宅待機中で処分を待っていたところへ入った家宅捜索により発覚した事件です。

ところがこの事件の被害者は10代の女性、今年度に秋田西中学校へ赴任する前も別の学校に勤めていたとすればこれまでの勤務先の女子生徒が盗撮被害に遭っていた可能性が無いとは言えません。そうなってくると刑事処分はともかく懲戒処分は厳しいものになってくるでしょう。

ただし、秋田県の迷惑防止条例では盗撮目的でカメラ等を向けたり設置したりする行為を処罰できる規定がまだ無く、盗撮の規制範囲に学校や教室などが含まれていないことから、最初に発覚した同僚女性らへの盗撮については立件されるかどうか不透明です。

秋田県 迷惑防止条例 第4条

何人も、正当な理由がないのに、公共の場所又は公共の乗物において、人の性的羞恥心を著しく害し、又は人に不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
  1. 人の身体に、衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から接触し、又は直接接触すること。
  2. 衣服等で覆われている人の下着又は身体をのぞき見し、又は撮影すること。
  3. 前二号に掲げるもののほか、卑わいな言動をすること。
第2項
何人も、正当な理由がないのに、住居、浴場、更衣場、便所その他通常人が衣服の全部又は一部を着けない状態でいる場合がある場所において当該状態でいる人を撮影してはならない。

動かぬ証拠となる9日の分のデータが押さえられていることが最低条件になろうと思われますが、それがあったとしても学校や教室の中が公共の場所と解釈されなければ少なくとも9日の盗撮を迷惑防止条例違反に問うことは難しいと思われます。

しかしスマホなどではなく棒状の小型カメラを使用していたり、少なからず常習性も見られたりするため、一連の事件でお咎め無しの不起訴という見通しは暗いかもしれません。30万円程度の罰金や停職などの懲戒処分は覚悟していた方が良いのではないでしょうか。

女子高生を盗撮の疑い 神奈川県職員逮捕

11日午前7時45分ごろ、横浜市神奈川区の東急東横線反町駅構内の上りエスカレーターで、前に立っていた高校2年の女子生徒(16)=東京都町田市=のスカート内に、男がスマートフォンを差し向けて撮影しているのを、警戒中の神奈川県警鉄道警察隊員が発見し、その場で取り押さえた。

県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで現行犯逮捕されたのは、同県職員で県土整備局に所属する容疑者(31)=同区六角橋。容疑を認めている。

県警神奈川署によると、容疑者は通勤途中で、盗撮目的から同駅で下車したといい、「ここ1~2年の間に100件以上やっている」と供述。以前から鉄道警察隊に複数件、「反町駅で盗撮している人がいる」との相談が寄せられており、事件当時も警戒中だった。同署は余罪もあるとみて捜査を進めている。

県人事課は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。今後、逮捕に至った経緯や事実を確認した上で、厳正に対処する」とコメントした。
引用元 : 産経新聞 2019年4月11日 17時29分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

県職員の公務員による盗撮事件です。盗撮現場のシチュエーションや手口などはありふれたもので、ただでさえ盗撮被害が多いと言われている横浜での事件ですので被疑者の職業等の属性によっては報道されていなかったかもしれません。

スマホ⁺エスカレーターというのは(現に捕まっている)盗撮事件の定番の手口とも言えますが「ここ1~2年の間に100件以上やっている」とのことですのでそれなりの常習性は窺えます。2年間とすると大体100週ですので均したら少なくとも週に1回以上はやっていたということでしょうか。

今回の被害者が女子高生だったというだけで普段から女子高生を狙っていたのかはわかりませんが、仮に制服姿でスカートの短い女子高生を主に狙っていたとしたら学生には長期休みなどがありますのでもう少し頻繁にやっていたことになるでしょう。

しかしながら「反町駅で盗撮している人がいる」という通報が複数件寄せられるくらいには周囲にバレていたようで、常習的な盗撮を続けることができていたのは手口や腕が良かったというより、通報するほどの人にたまたま見つかっていなかったからなのではないでしょうか。あるいは、バレバレだったけど何度も繰り返すのを見ていて目に余ったということも考えられます。

盗撮に限らず警察への通報というのは面倒なものです。自らへの被害なら別ですが、そうではないなら普通は腰が重くなります。しかし最近では、正義感(それが良いものか歪んだものかは別として)がそれに勝って通報していこうという傾向が強くなっているようにも思えます。

被疑者においては余罪は当然あるでしょうが問題はそれらが裏付けられるかどうかです。初犯でこの事件以外に出てこなければせいぜい罰金30万円程度と思われるところ、神奈川県は盗撮への罰則が比較的厳しいので余罪や常習性の裏付け等によっては50万円程度まであり得るかもしれません。

警官の前で…JR駅構内で女子高生のスカート内をスマホで盗撮か 大学1年の男子学生逮捕

岐阜県美濃加茂市のJR美濃太田駅で女子高生のスカートの中をスマートフォンで盗撮したとして、18歳の男子大学生が逮捕されました。

逮捕されたのは、愛知県内の大学に通う大学1年の男子学生(18)です。

警察によりますと男子学生は12日午前8時ごろ、JR美濃太田駅構内の階段で18歳の女子高生のスカートの中をスマートフォンで盗撮した疑いが持たれています。

4月9日、「美濃太田駅で盗撮をしている人がいた」と警察に通報があり、12日朝、警察官が駅内で張り込んでいたところ男子学生が盗撮行為に及んだため現行犯で逮捕しました。

調べに対し男子学生は「興奮を得るためにやった」と供述していて、警察が余罪がないか詳しく調べています。
引用元 : 東海テレビ 2019年4月12日 17時51分配信

大学生による盗撮事件ですが、被疑者が未成年ですので少年事件ということになるでしょう。

こちらも本記事2件目の事件のように捜査のきっかけは「美濃太田駅で盗撮をしている人がいた」という通報です。他の駅でもやっていたかもしれませんが、少なくともこの駅を「狩り場」としていたようで通報を受けて同じ駅で張り込んでいた警察官にまんまと捕らえられています。

やはりこうした通報をきっかけにて現場で現行犯逮捕されるケースが目立ってきているように感じられます。

そんな通報があっても盗撮くらいで警察は動かない、といったように高を括って楽観視する向きも見られますが、これらの事件を見てもわかるように決してそんなことはありません。都市部か地方かといった違いもありません。

確かに盗撮は一般的に罰則が重い罪ではなく警察が軽視していると思いたい気持ちもわからないではありませんが、わざわざ申し出て通報するからにはそれなりの具体性があり、そうした通報があれば警察はちゃんと張り込みなどに出て行きます。そしてそうした通報は今後増えることはあっても減ることは無いでしょう。

場合によっては通報に至る前に本人が動いて現場で取り押さえることもありますので、公共の場での盗撮行為はますますリスクが大きくなってきていると言えます。

なお、この事件は少年事件ですが、この内容なら家庭裁判所からの検察官送致はおそらく無いと思われ、非行等の前歴が無く反省の態度も見られるようであれば厳しくても保護観察程度ではないでしょうか。少年鑑別所や少年院に行くことも無いでしょう。

18歳の大学1年生ということは今月から大学に通い始めてわずか1,2週で逮捕されたということになります。高校生時代から盗撮をやっていた可能性もありますし同情はできませんが、成人する前に捕まったことがせめてものラッキーと考え、これに懲りてスッパリ足を洗ってもらいたいものです。

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