盗撮などの性犯罪での逮捕やその前後に関する情報を配信してまいります。

盗撮で逮捕される日

ニュース考察

先週の盗撮事件ニュース(11月28日~12月4日)

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先週報道された盗撮に関するニュースに触れてまいります。

学校のトイレや駅…3年間盗撮、40代教諭を免職

兵庫県教育委員会は29日、学校のトイレや駅、書店などで約3年にわたり、盗撮を繰り返したとして、40代の男性教諭を懲戒免職処分とした。「性的欲求を満たすためだった」と話している。教諭が盗撮したのは同県三田市立の学校で、現在は別の同市立の学校に異動。学校の種別は明らかにしていない。

県教委によると、今年8月、大阪府警が、大阪市内の書店で盗撮したとして、府迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕したのをきっかけに発覚。府警が押収したパソコンのハードディスクには学校で盗撮した動画もあった。

県教委の調査に、平成26年冬ごろから翌年3月にかけ、学校のトイレで約10回盗撮、約3年前から駅や書店などでも約50回盗撮したと話した。

今年8月の書店での盗撮は不起訴になった。府警は11月、学校の盗撮に絡み建造物侵入容疑で書類送検しており、処分は出ていない。
引用元 : 産経新聞 2016年11月29日 19時22分配信

事件のきっかけとなった書店での盗撮は不起訴になっており、内容的に特に珍しい点がなかったように感じられますが、捜査の過程で押収されたPCからより悪質な余罪が発覚したケースです。余罪に絡んだ建造物侵入では書類送検されており事件化しています。

約3年前から約50回繰り返したとのことですが、個人的には過少申告しているように感じられます。均すと月に1,2回という頻度なので、勤務先の学校やそのトイレなどでまで盗撮していてその回数というのは少ないのではと考えてしまいます。データが残っていた分から裏付けられるのがその程度の回数だったのかもしれません。

学校のトイレで約10回とわざわざ強調しているところを見るとそれ以外の分は盗撮といって一般的にイメージされるスカート内などの盗撮だったことが窺えますが、いわゆる逆さ撮りとトイレ盗撮では性的嗜好として別物という人が多いです。

もちろんどちらも好むという人もいますが、どちらかというとトイレ盗撮の方がよりニッチな嗜好であり、逆さ撮りによるスカート内の下着を見て性的な興奮を覚える人でもトイレは無理というケースは少なくありません。

この事件では時系列として約3年前から駅や書店などでの盗撮があり、その後約2年前から学校のトイレなども加わるといった形でエスカレートしているように見受けられますので、実際にこの程度の回数で済んでいたのかという点には疑問が残るところです。

もっとも、証拠としてデータが残っていたとしても裏付けられる分がその程度しかないのであれば、こちらの記事でも触れたようにわざわざ正直に回数を告げて心証をより悪化させる必要はないでしょう。

盗撮容疑の元八幡市嘱託職員、不起訴処分

京都地検は2日、京都府警が府迷惑行為防止条例違反(盗撮)で逮捕した元八幡市嘱託職員の男(24)を不起訴処分(起訴猶予)にした。地検は「慰謝の措置がとられ、反省している」としている。男は10月22日午後3時ごろ、京田辺市のJR京田辺駅で女子大学生のスカート内を盗撮したとして逮捕されていた。

元職員は10月25日付で依願退職している。
引用元 : 京都新聞 2016年12月2日 22時50分配信

慰謝の措置がとられ、とのことなので示談が成立していると見られ、盗撮事件で不起訴になるケースとしてはよくあることと言えます。

不起訴処分にしたと地検が発表し、わざわざそれを新聞で報道しなくても良いように思いますが、おそらく市の職員だったことが影響しているように感じられます。それ以外であればいちいち報道しないのではないでしょうか。

公務員の性犯罪事件となるとニュース性が高くなりがちですが、だからと言ってやめられないのは司法関係者までもが盗撮に及んで捕まってしまっている例を見ればわかります。

学習塾のトイレで教え子盗撮 岡山中央署、容疑で男逮捕

学習塾のトイレに火災報知機に似たカメラを設置し、教え子の女子を盗撮したとして、岡山中央署は3日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ盗撮製造)の疑いで岡山市北区中央町、学習塾経営者(33)を逮捕した。

同署によると、県内の学校に2回侵入したとする別事件で11月に容疑者を逮捕。塾などの家宅捜索で押収したパソコンやカメラの分析で盗撮が判明した。「興味本位でやった」と容疑を認めている。

逮捕容疑は1月ごろ、経営する岡山市北区の学習塾で、女子トイレの壁にカメラを設置し、10代女子=同市=を盗撮した疑い。

盗撮による児童ポルノ製造は2014年施行の改正児童買春・ポルノ禁止法で処罰対象となり、県内での逮捕は初めて。
引用元 : 京都新聞 2016年12月3日 12時55分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

防犯対策として自らが看守する建物内にカメラを設置するという例はありますが、興味本位と言ってしまっていますしさすがに女子トイレでは防犯対策という弁解は厳しいでしょうか。

基準についても気になるところで、例えばコンビニのバックヤードなどでは陳列前の商品が保管されており、バックヤードへの通路が常時施錠されているコンビニもあまり聞かないので部外者の立ち入り自体がそれほど難しくなく、防犯カメラを設置している店舗もあるでしょう。

ただ、カメラの設置場所や撮影範囲、従業員への告知状況などによっては女子高生のアルバイト店員が着替える場面が映ることも考えられるのでそういうケースではどうなのかという気がしました。女子高生のアルバイト店員が着替える場面となると普通に児童ポルノに該当する一方で、状況によっては十分防犯対策と言えるので同様にして悪用している経営者がいてもおかしくはありません。

ところで、この事件でも別件の捜査中に押収したPCやカメラを調べたところ、女子トイレでの盗撮が発覚しています。その別件も県内の学校に2回侵入したとのことなのでこちらも気になります。侵入とされているからには正当な理由ではないと見られますが、考えられる目的としては自らの塾に仕掛けたのと同様に学校の女子トイレにカメラを設置することや、女子生徒の衣類等を盗むことなどでしょうか。

後者だったら2翻上がって満貫クラスのニュースにはなりそうなので、特段言及されていないということは報道されている分と同様に盗撮目的の侵入だったのだろうかという気がします。曲がりなりにも学習塾経営者が、お金がたくさんあるとはあまり思えない学校という場所に金銭目的で侵入するというのはなかなか考えられないので何らかの性的な目的が窺えますが、別件の方にほとんど触れられていないだけに気になってしまいます。

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