女子児童の下着を盗撮し、ＳＮＳのグループチャットで画像を共有したとして、名古屋市立小教諭の男が愛知県警に逮捕されたことを受け、男の勤務する小学校で２６日、保護者向けの説明会が開かれた。保護者からの質問が相次ぎ、説明会は２時間以上続いた。泣き出す保護者もいたという。
【表】一目でわかる…わいせつ目的を隠して接近する「グルーミング」の典型例
出席者によると、冒頭で校長が謝罪し、学校側が把握している事案の概要や、スクールカウンセラーの対応を手厚くするという説明があった。
３人のきょうだいが通う母親は「学校で盗撮行為が行われていたのかどうか、はっきりとした説明がなく納得はしていない。子どもが安心して学校に通えるように、しっかりと取り組んでほしい」と厳しい表情だった。同じく３人の児童を通わせる別の母親も「保護者からの質問にも具体的な回答はなく、もやもやした」と話した。
２人の子どもが通う母親は「児童からの信頼が厚く、地域の祭りにも積極的な先生だった。好かれていた先生なので、事件の報道が信じられない」と嘆いていた。
一方、市教育委員会の坪田知広教育長はこの日の市議会教育子ども委員会で謝罪し、「子どもたちの心のケアに全力で努めるとともに、事実を確認して厳正に対処する」と述べた。
読売新聞オンライン – 2025/06/27 10:48